<写真・トロフィーを持ち笑顔を見せる石井〉   11月4日、愛知県熱田神宮から三重県伊勢神宮までの8区間106.8キロのコースで、第50回全日本大学駅伝対校選手権大会が行われた。関学からは全日本大学選抜チームに選ばれた石井(経3)と坂東(経…


<写真・トロフィーを持ち笑顔を見せる石井〉

   11月4日、愛知県熱田神宮から三重県伊勢神宮までの8区間106.8キロのコースで、第50回全日本大学駅伝対校選手権大会が行われた。関学からは全日本大学選抜チームに選ばれた石井(経3)と坂東(経4)が出場した。

   今年から前半区間の競技の高速化を図り、大幅なコース変更が行われた。石井は、昨年までの14.6キロから9.5キロに短縮された1区を務めた。ラスト2キロを切ると青学大の小野田が仕掛け、ペースが変動。先頭集団が絞られていく中、ラスト200メートルでトップに立った石井が逃げ切り区間1位で襷(たすき)をつないだ。3区を務めた坂東は、2番で襷を受け取った。青学大を追い、トップの東海大と46秒差で中継。区間5位の走りを見せた。選抜チームはオープン参加のため、総合順位には組み込まれない。だが、立命大に続き17番目でゴールした。また、石井は区間賞を獲得。関学勢で同大会初の快挙を果たした。さらに、選抜チームの区間賞は、全区間を通じて大会史上初となる。

試合結果

日本学連選抜

5時間26分50

1区 石井(経3)27分25 区間1位

3区 坂東(経4)34分52 区間5位

試合後のコメント

1区区間賞を獲得した石井優樹「関学として出たい気持ちが強かったが、出場できるありがたさに応える気持ちで挑んだ。ペースアップが1度に止まらない、関西とは全く違うレース展開に怯むことはあった。だが、ここまできて怯むのはもったいないと思い、前に出ることができた。全国規模の区間賞は初めてで光栄だか、史上初でもあまり実感が湧いていない。関学として出場し、区間賞を取りたかった。丹後駅伝が迫っているが、全国で区間賞が取れたから、1着で先頭に立ちたい。例え1着から離されたとしても、勝てる見込みがある位置にいたい」

区間5位の坂東剛「チームとして出れなかったのは悔しい。だが、10000メートル通過タイムは自己ベストを更新し、いい結果でチームを勢い付けられたと思う。区間15番くらいかなと思っていたから5位でうれしい。関東勢の1番しんどいところでペースを上げ、勝ちにいく気持ちが強いのを感じた。きょうのレースで、前の東海大に離されても、最後まで諦めない青学大の姿を間近で見ることができた。きょうしっかり走れたことを丹後に生かし、最後までどんな順位になっても走り切りたい」

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