東洋大にＧＷＳの末敗北　後がないリーグ２連敗／関東大学リーグ戦

　まさかの敗北だった。１次リーグでは４―０で完封勝利を収めた東洋大との一戦。第２ピリオドを２点リードで終えるも、最終ピリオド終盤に同点ゴールを決められる。勝負はＧＫとシューターの１対１で決するGWS（ゲーム・ウィニング・ショッット）。戦へもつれ込み、５巡目でシュートを決められ敗北。３日の早大戦に続き２連敗を喫した。

◆９・８~11・25　関東大学リーグ戦（ダイドードリンコアイスアリー）

▼11・４　対東洋大戦（ダイドードリンコアイスアリーナ）

明大５｛３―２、２－１、０－１｝５東洋大◯

※GWSの末、５－６で敗北

　第３ピリオド終了まであと約２分半。DF三浦大輝（法１＝駒大苫小牧）、DF相馬秀人（法４＝駒大苫小牧）が立て続けにペナルティーを取られたことで数的不利な状況に。３人でゴール前を守るも、パスを回されそのまま押し込まれてしまう。１点差まで迫った東洋大が残り約１分を残しタイムアウトを取る。そして再開直後、フェイスオフからそのままパックを奪われ、同点のゴール。「あと１分だから」（ＦＷ松本昴大・商４＝北海道清水）という気の緩みをつかれ、勝利をつかむことはできなかった。

　「自分たちは弱いということを認めなくてはいけない時だと思う」（松本）。第３ピリオドでは明大から６人の選手がペナルティーを取られ、攻守ともにリズムをつくることができず。第１、２ピリオドで守り続けたリードを「自滅」（ＦＷ高橋瞬主将・政経４＝白樺学園）のプレーで失った。また、得点後すぐの失点、ペナルティー、第３ピリオドでの失点など「昨日の反省が生かしきれていない」（松本）。次戦までの１週間で修正が求められる。

　現時点で明大は早大に次ぐ２位。今日の試合で早大もＧＷＳにより破れたため差は広がらなかったが、明大の優勝が早大の勝敗に左右される状態は続く。それでも、優勝するためには今後全勝するしかないことは確かだ。まずは11日の中大戦に勝ち、連敗の流れを断ち切りたい。

 ［高野夕］

試合後のコメント

高橋

――逆転負けを喫しました。

　「自滅です。それしかないです。自分たちの気持ちの問題です。これから秋リーグ、本当に大事になってくるので、勝ち切るということを、調子を上げてやるしかないです」

――次は中大戦です。

「中央も今調子悪いと思うので。そういった面でも次は絶対負けられないですし、男見せるしかないです」

松本

――試合を振り返っていかがですか。

「昨日の試合から吹っ切れている選手とそうでない選手がいて。昨日の3ピリでばんばん点取られたのが今日も出てしまって。反省点を生かしきれていないというのが1つと、弱いというのを認めなきゃいけない時なんじゃないかなというのは感じました」

――2点差での油断があったのでしょうか。

「そうですね。でも一番2点差が怖いので。気の緩んでいた部分があったからこういう結果になったんじゃないかと思います」

――次の試合に向けてどう修正していきますか。

「ぼくら４年生は本気でぶつかって、結果を出すしかないというのが現状なので。それにどう後輩たちが４年生を見て付いて行くかというのが重要だと思っています」