■「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月29日~11月4日/室内ハードコート)男子シングルス準決勝、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)に7-6(6)、5-7、7-6(3)で勝利…
■「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月29日~11月4日/室内ハードコート)
男子シングルス準決勝、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)に7-6(6)、5-7、7-6(3)で勝利し、同大会5度目の決勝進出。これでジョコビッチはフェデラーに4連勝、25勝22敗となった。
試合は第1セット、タイブレークに突入。ジョコビッチはフェデラーにセットポイントを握られるも凌ぎ、セットを先取。続く第2セットはキープが続いたが、第12ゲームでジョコビッチのミスが重なりセットを落とした。そして第3セットは再びタイブレークへ。ジョコビッチは一気に6-1と引き離し、その勢いのまま勝利した。
3時間2分の激闘を制したジョコビッチ。8月の「ATP1000 シンシナティ」から「全米オープン」「ATP1000 上海」と出場3大会連続で優勝しており、現在22試合連続で勝利している。一方のフェデラーは、直近の「ATP500 バーゼル」でキャリア通算99個目のタイトルを獲得。今大会で100個目を目指していたが、記録更新は持ち越しとなった。
第6シードのドミニク・ティーム(オーストリア)は世界18位のカレン・ハチャノフ(ロシア)に4-6、1-6で敗れ、決勝進出ならず。
勝利したハチャノフは、今大会3回戦で第8シードのジョン・イズナー(アメリカ)、準々決勝で第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を破っている。勢いに乗るハチャノフがジョコビッチとどのような試合展開を見せるか、決勝も注目だ。
■「WTAエリート・トロフィー珠海」(中国・珠海/10月29日~11月4日/ハードコート)
今大会の出場者は、シングルスは「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」には出場できなかった選手の中で、上位11人とワイルドカード(主催者推薦枠)1人。ダブルスは世界ランキング8位以降の上位4組とワイルドカード(主催者推薦枠)2組。
ダブルスは、各3組ずつ「リリィ・グループ」「ブーゲンビリア・グループ」の2グループに分かれて総当たり戦を行い、各グループの1位勝者が決勝に進出する。
女子ダブルス「リリィ・グループ」、青山修子(日本/近藤乳業)/リジア・マロザワ(ベラルーシ)の第2戦。Qianhui Tang(中国)/Fang Ying Xun(中国)に6-3、3-6、6-10と逆転で敗れた。この結果「リリィ・グループ」の3組すべて1勝1敗となったが、セットの勝率で青山/マロザワが1位となり、決勝進出を決めた。
女子ダブルス「ブーゲンビリア・グループ」、加藤未唯(日本/ザイマックス)/二宮真琴(日本/橋本総業ホールディングス)の第2戦。Xinyu Jiang(中国)/ヤン・ザオシャン(中国)に3-6、4-6で敗れ、第1戦に続き黒星。0勝2敗で決勝進出ならず。◇ ◇ ◇
【11月3日 主な試合結果】
◆「ATP1000 パリ」
男子シングルス準決勝
〇[2]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)7-6(6)、5-7、7-6(3) ●[3]ロジャー・フェデラー(スイス)
〇カレン・ハチャノフ(ロシア)6-4、6-1 ●[6]ドミニク・ティーム(オーストリア)
男子ダブルス準決勝
〇マルセル・グラノイェルス(スペイン)/ラジーブ・ラム(アメリカ)W/O ●[1]オリバー・マラック(オーストリア)/マテ・パビッチ(クロアチア)
〇ジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)/オリア・テカウ(ルーマニア)6-1、7-5 ●[2]マイク・ブライアン(アメリカ)/ジャック・ソック(アメリカ)
◆「WTAエリート・トロフィー珠海」
「リリィ・グループ」
〇[6/WC]Qianhui Tang(中国)/Fang Ying Xun(中国)3-6、6-3、10-6 ●[4]青山修子(日本/近藤乳業)/リジア・マロザワ(ベラルーシ)
「ブーゲンビリア・グループ」
〇[5/WC]Xinyu Jiang(中国)/ヤン・ザオシャン(中国)6-3、6-4 ●[2]加藤未唯(日本/ザイマックス)/二宮真琴(日本/橋本総業ホールディングス)(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP1000 パリ」でのジョコビッチ
(Photo by Justin Setterfield/Getty Images)