伊藤美誠 Photo:Itaru Chiba

 ITTFワールドツアー「スウェーデンオープン」<10月27日~11月4日/ストックホルム>11月3日・大会6日目、女子シングルス準々決勝で世界ランク7位の伊藤美誠スターツSC)が中国トップ選手で世界ランク6位の劉詩ブン(中国)を4-3のフルゲームで破り、準決勝進出。



 伊藤は第1ゲームを12-10で先取するも、その後は終始、劉のペースで中々流れを掴めずに7-11、7-11、5-11と3ゲームを奪われる。第5ゲームは先にマッチポイントを奪われて後がなくなるが、窮地に追い込まれた伊藤はここからゾーンに入る。第5ゲームを13-11の逆転で奪うと、第6ゲームは今までの苦戦が嘘のように11-4で奪取。最終第7ゲームも勢いそのままに11-8。ゲームカウント4-3の大逆転勝利で劉を破る。今年の世界卓球(団体・決勝 第1試合 劉詩ブン戦)と同じく劇的な勝利を飾った。

 試合直後のインタビューでは「負けそうになって、このままでは自分の卓球をせずに負けてしまうと思ったので、まずは全部を出し切ろうと思って戦いました。」とコメントした。

 本日深夜3時10分から行われる準決勝では、準々決勝で石川佳純(全農)を破っているリオ五輪金メダリストの丁寧(中国)と対戦する。

ITTFワールドツアー スウェーデンOP
<女子シングルス 準々決勝>
伊藤美誠 4-3 劉詩ブン
12-10/7-11/7-11/5-11/13-11/11-4/11-8