「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月29日~11月4日/室内ハードコート)の大会3日目、世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)が自身の初戦となる2回戦に臨む予定だったが、急遽欠場を発表。これにより翌週発表される最新の…

「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月29日~11月4日/室内ハードコート)の大会3日目、世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)が自身の初戦となる2回戦に臨む予定だったが、急遽欠場を発表。これにより翌週発表される最新の世界ランキングで、現在世界2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、2016年10月末以来2年ぶりに1位に返り咲くことが確定した。

ジョコビッチは昨年の「ウィンブルドン」準々決勝で、肘を痛め途中棄権。そのまま2017年シーズンを終了していた。今年も「全豪オープン」後に手術を受け、本来のプレーをなかなか取り戻せずに一時は世界ランキングも22位まで落ち込んだ。それでも徐々に復調し「ウィンブルドン」で復活優勝を遂げると、「ATP1000 シンシナティ」、「全米オープン」、「ATP1000 上海」と出場した3大会で連続優勝、今大会も3回戦進出で現在19連勝となっている。

一方今週まで世界1位をキープしていたナダルは、「全米オープン」準決勝で膝を痛め途中棄権。この日は2ヶ月ぶりの試合に臨む予定だった。しかし試合直前に腹部の怪我により欠場を発表し、復帰は先延ばしとなった。

AP通信によると記者会見でナダルは「ここ何日か、特にサーブをするときに腹部に痛みを感じていた」「ドクターに診てもらったところ、プレーするのは止めておいた方がいいと言われた」と話している。

またツアー最終戦となる「Nitto ATPファイナルズ」に出場するかという質問については、「わからない。本当にすまないが今は答えることができないんだ」と明言を避けている。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 パリ」2回戦でのジョコビッチ

(Photo by Justin Setterfield/Getty Images)