■「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月22~28日/室内ハードコート)男子シングルス決勝、第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が第2シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)に3-6、6(3)-7で敗れ準優勝となった。…

■「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月22~28日/室内ハードコート)

男子シングルス決勝、第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が第2シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)に3-6、6(3)-7で敗れ準優勝となった。

第1セットを落とした錦織、第2セットは互いにキープが続きタイブレークへ。錦織は序盤3ポイント連取され、逆転することができず。2年8ヶ月ぶりのツアー優勝を目指していたが、残念ながらATPワールドツアーで決勝9連敗となった。試合後のセレモニーで錦織は「決勝で敗れはしたけれど、素晴らしく、楽しい一週間でした」と話した。

また、シーズン最後に年間の上位8選手で競う「Nitto ATPファイナルズ」の出場権をかけたレース・トゥ・ロンドンでは10月29日付けで、錦織はジョン・イズナー(アメリカ)を抜き9位に再浮上。一方、優勝を果たしたアンダーソンは6人目の出場権を獲得した。

■「ATP500 バーゼル」(スイス・バーゼル/10月22~28日/室内ハードコート)

男子シングルス決勝、第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)が予選勝者で世界93位(ランキングは10月22日時点)のマリウス・コピル(ルーマニア)に7-6(5)、6-4とストレートで勝利。

フェデラーは地元の同大会で2年連続、9回目の優勝。そして、キャリア通算99個目のタイトルを獲得した。

男子ダブルス決勝では、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)/ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)がドミニク・イングロット(イギリス)/フランコ・シュクゴール(クロアチア)に2-6、5-7で敗れ準優勝となった。

■「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」(シンガポール/10月21~28日/室内ハードコート)

年間のレースランキング上位8人の女子選手たちが競い合う、シーズン最終戦。最終日は女子シングルス決勝、女子ダブルス決勝が行われた。

女子シングルス決勝では、世界7位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が世界6位のスローン・スティーブンス(アメリカ)に3-6、6-2、6-2で勝利。スビトリーナは最終戦に2年連続出場、前年はグループステージで敗退。2度目となった今大会で見事優勝を果たした。

女子ダブルス決勝では、ティメア・バボス(ハンガリー)/クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)がバーボラ・クレイチコバ(チェコ)/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)に6-4、7-5で勝利し、優勝を果たした。◇   ◇   ◇

【10月28日 主な試合結果】

◆「ATP500 ウィーン」

男子シングルス決勝

〇[2]ケビン・アンダーソン(南アフリカ)6-3、7-6(3) ●[5]錦織圭(日本/日清食品)

男子ダブルス決勝

〇ジョー・ソールズベリー(イギリス)/ニール・スクプスキ(イギリス)7-6(5)、6-3 ●マイク・ブライアン(アメリカ)/エドゥアール・ロジェ バセラン(フランス)

◆「ATP500 バーゼル」

男子シングルス決勝

〇[1]ロジャー・フェデラー(スイス)7-6(5)、6-4 ●[Q]マリウス・コピル(ルーマニア)

男子ダブルス決勝

〇ドミニク・イングロット(イギリス)/フランコ・シュクゴール(クロアチア)6-2、7-5 ●アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)/ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)

◆「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」

女子シングルス決勝

〇[6]エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)3-6、6-2、6-2 ●[5]スローン・スティーブンス(アメリカ)

女子ダブルス決勝

〇[2]ティメア・バボス(ハンガリー)/クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)6-4、7-5 ●[1]バーボラ・クレイチコバ(チェコ)/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ウィーン」での錦織

(Photo by Andrea Kareth /SEPA.Media /Getty Images)