米CBSスポーツ(電子版)が、現時点でのMLBプレーヤーのTOP100を選出した。投手、野手をすべて含め、2016年シーズンの成績や年齢などを考慮して、ランキングを作成。日本人では田中将大投手の81位が最高で、今季躍進が報じられている韓国人…

米CBSスポーツ(電子版)が、現時点でのMLBプレーヤーのTOP100を選出した。投手、野手をすべて含め、2016年シーズンの成績や年齢などを考慮して、ランキングを作成。日本人では田中将大投手の81位が最高で、今季躍進が報じられている韓国人選手はゼロ。

■現実的なランキングで田中がトップ100入り、躍進報じられる韓国人は入らず

 米CBSスポーツ(電子版)が、現時点でのMLBプレーヤーのTOP100を選出した。投手、野手をすべて含め、2016年シーズンの成績や年齢などを考慮して、ランキングを作成。日本人では田中将大投手の81位が最高で、今季躍進が報じられている韓国人選手はゼロ。現役最強とも呼ばれる右腕がベスト10にも入らず、昨季のナ・リーグMVPが80位台に沈むなど、極めて現時的なランキングとなっている。

 寸評では、「タナカは100イニング以上働いたし、ERA+は129、K/BBは4.32を記録している」と指摘。過去2シーズンではいずれも規定投球回(162イニング)に届かなかった右腕だが、今季はすでに112回1/3に登板している。また、防御率が平均値に比べてどれだけ優れているかを示すERA+(平均値100)は129を記録しており、1つの四球を与えるまでに奪った三振の数を示すK/BBも4.32をマーク。どちらも優秀な数値だ。

 それでも、MLB全体では81位。田中よりも1つ下の82位には、なんと昨季のナ・リーグMVPに輝いたブライス・ハーパー(ナショナルズ)が位置している。また、2013年のサイ・ヤング賞右腕マックス・シャーザー(ナショナルズ)は64位、マーリンズのエース右腕ホセ・フェルナンデスは47位。昨季のサイ・ヤング賞に輝き、現在のメジャーで「最強右腕」とも称されるジェイク・アリエッタ(カブス)でさえも15位と、ベスト10入りできていない。

 また、今季のMLBで躍進が報じられている韓国人選手は、1人もトップ100入りできず。カージナルスで活躍している元阪神の呉昇桓、パイレーツで主軸を任されることも多い姜正浩にも、TOP100プレーヤーの評価は与えられなかった。

 トップ10は以下の通りとなっている。

10、マット・カーペンター内野手(カージナルス)
9、クリス・ブライアント内野手(カブス)
8、フランシスコ・リンドール内野手(インディアンス)
7、ノーラン・アレナド内野手(ロッキーズ)
6、ダニー・サラザー投手(インディアンス)
5、マニー・マチャド内野手(オリオールズ)
4、ジョシュ・ドナルドソン内野手(ブルージェイズ)
3、クレイトン・カーショー投手(ドジャース)
2、ホセ・アルテューべ内野手(アストロズ)
1、マイク・トラウト外野手(エンゼルス)