「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月22~28日/室内ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング8位、第2シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦。第1…

「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月22~28日/室内ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング8位、第2シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦。第1セットは3-6で錦織が落とした。

両者は過去に6回対戦しており、錦織の4勝2敗。対戦相手のアンダーソンは今年の2月に行われた「ニューヨーク・オープン」でツアータイトルを獲得。「ウィンブルドン」では決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れたものの準優勝という結果を残している。一方の錦織は、4月の「ATP1000 モンテカルロ」、10月の「楽天ジャパンオープン」に続き今シーズン3度目の決勝進出となる。また、現在ATPワールドツアーで決勝8連敗中となっているが、この流れを断ち切って2年8ヶ月ぶりの優勝を飾ることができるのか、期待がかかる。

第1セットはアンダーソンのサービスゲームから始まった。第2ゲームでアンダーソンのショットがコードボールとなり、錦織は思わぬ形でブレークポイントを握られる。しかし、この場面でも落ち着きを見せる錦織がデュースに持ち込み、しのぎきった。

さらに第4ゲームでも15-40とピンチを迎えた錦織は、デュースに持ち込むもアンダーソンの執ような攻撃をしのぎきれず、8度目のデュースで5本目のブレークポイントを決められ、1ブレークダウンとされた。

第5ゲームではチャンスを作れなかった錦織だが、第6ゲームをラブゲームでキープすると第7ゲームで30-40とこの試合初のブレークチャンスを迎えた。しかし、錦織の攻めたショットがネットを越えられずにブレークできず、ゲームカウント2-5とされる。

そしてアンダーソンのサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームで錦織は30-40まで追い上げ、ブレークバックのチャンスをつかんだ。しかし、このチャンスも活かすことができず、第1セットを3-6で落とした。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集)

※写真は「全米オープン」準決勝での錦織

(Photo by Elsa/Getty Images)