「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月22~28日/室内ハードコート)の大会6日目、男子シングルス準決勝で第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング71位のミカエル・ククシュキン(カザフスタン)と対戦。6-4、…

「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月22~28日/室内ハードコート)の大会6日目、男子シングルス準決勝で第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング71位のミカエル・ククシュキン(カザフスタン)と対戦。6-4、6-3で錦織が勝利し、決勝進出を果たした。これで錦織は今シーズン、4月の「ATP1000 モンテカルロ」、10月の「楽天ジャパンオープン」に続き3度目の決勝進出。現在ATPワールドツアーで決勝8連敗中だが、次戦でこの流れを断ち切り、2年8ヶ月ぶりの優勝を飾ることが期待される。

勝利した錦織は、この後に行われる第2シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)とフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)の勝者と決勝で対戦する。

第2セットも錦織のサービスゲームから。第1ゲームで錦織は40-0から一気に追い上げられてブレークポイントを握られたが、この試合初のピンチを上手くしのいでキープする。そして続く第2ゲームで0-40とチャンスをつかむと、錦織の深いリターンが決まり、ブレークに成功。第3ゲームでククシュキンにブレークポイントを握られたが、サーブでしのいでリードを保った。

ククシュキンにポイントリードをされる場面が幾度となく訪れたが、今日の錦織はしっかりと落ち着いて対処し、チャンスを与えない。

お互いにキープを続け、第9ゲームが錦織のサービング・フォー・ザ・マッチとなった。ここでもククシュキンにポイントリードされる場面があったが、最後まで諦めることなくボールを追った錦織が最後にバックのダウン・ザ・ラインを決めて第2セットを6-3で連取し、勝利を決めた。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」2回戦での錦織圭

(Photo by Cynthia Lum/Icon Sportswire via Getty Images)