【10/26試合結果】錦織がベスト4進出。最終戦出場権争うティームに圧勝。大坂なおみは涙の途中棄権で今季終了

■「ATP500 ウィーン」（オーストリア・ウィーン／10月22～28日／室内ハードコート）男子シングルス準々決勝、第5シードの錦織圭（日本／日清食品）が第1シードのドミニク・ティーム（オーストリア）に6-3、6-1とストレート勝利。第1セ…

■「ATP500 ウィーン」（オーストリア・ウィーン／10月22～28日／室内ハードコート）

男子シングルス準々決勝、第5シードの錦織圭（日本／日清食品）が第1シードのドミニク・ティーム（オーストリア）に6-3、6-1とストレート勝利。第1セットを先取した錦織は、第2セット第1ゲームからブレークに成功。勢い落とすことなくセットを連取し、ベスト4進出を決めた。

シーズン最終戦となる「Nitto ATPファイナルズ」の出場権をかけたレース・トゥ・ロンドンで錦織は現在10位。ティームは8位、ジョン・イズナー（アメリカ）は9位だ。錦織はティームに勝利したことによって、10月29日発表予定の最新レースランキングで、イズナーを抜いて9位に上昇することとなった。

試合後、自身の公式アプリで「みなさん応援ありがとうございました。今日の試合もすごく内容が良く、良いテニスができました。明日の準決勝も頑張ります」と話した錦織。準決勝での活躍にも期待したい。

■「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」（シンガポール／10月21～28日／室内ハードコート）

年間のレースランキング上位8人の女子選手たちが競い合う、シーズン最終戦。4人ずつ「レッドグループ」「ホワイトグループ」の2つに分かれて総当たりで戦うグループステージ、6日目は「レッドグループ」の第3戦が行われた。

世界4位の大坂なおみ（日本／日清食品）が世界9位のキキ・バーテンズ（オランダ）と対戦。大坂は第1セットを3-6で落としたところで棄権し、最終戦そして2018年シーズンを終えた。

第8ゲーム後にはメディカルタイムアウトを取り、テーピングをし直すためにロッカールームに入った大坂。左太ももに何重にもテープを巻き直してコートに戻ってきたが、第1セット終了時に試合続行ができないと判断し、涙を流しながら棄権を申し出た。今シーズン、飛躍の年となった大坂。2019年シーズンにはまた元気な姿を見せてくれることに期待したい。

グループステージを終え、「レッドグループ」からは世界6位のスローン・スティーブンス（アメリカ）とバーテンズ、「ホワイトグループ」からは世界7位のエリナ・スビトリーナ（ウクライナ）と世界8位のカロリーナ・プリスコバ（チェコ）が決勝トーナメント進出を果たした。

■レッドグループ　グループステージ最終戦績

[5]スローン・スティーブンス（アメリカ）　3勝0敗

[8]キキ・バーテンズ（オランダ）　2勝1敗

[1]アンジェリック・ケルバー（ドイツ）　1勝2敗

[3]大坂なおみ（日本／日清食品）　0勝3敗

■「ATP500 バーゼル」（スイス・バーゼル／10月22～28日／室内ハードコート）

男子シングルス準々決勝、第1シードのロジャー・フェデラー（スイス）が世界32位のジル・シモン（フランス）に7-6(1)、4-6、6-4とフルセットの末勝利。第2シードのアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）は世界26位のロベルト・バウティスタアグート（スペイン）に7-5、6-3で勝利し、ベスト4進出を決めた。◇　　　◇　　　◇

【10月26日主な試合結果】

◆「ATP500 ウィーン」

男子シングルス準々決勝

〇[5]錦織圭（日本／日清食品）6-3、6-1 ●[1]ドミニク・ティーム（オーストリア）

〇[2]ケビン・アンダーソン（南アフリカ）7-6(2)、1-2(Ret) ●[6]ボルナ・チョリッチ（クロアチア）

〇フェルナンド・ベルダスコ（スペイン）6-4、2-1(Ret) ●ガエル・モンフィス（フランス）

◆「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」

女子シングルス　グループステージ「レッドグループ」第3戦

〇[8]キキ・バーテンズ（オランダ）6-3、0-0(Ret) ●[3]大坂なおみ（日本／日清食品）

〇[5]スローン・スティーブンス（アメリカ）6-3、6-3 ●[1]アンジェリック・ケルバー（ドイツ）

女子ダブルス準々決勝

〇アシュリー・バーティ（オーストラリア）／ココ・バンダウェイ（アメリカ）6-1、6-4 ●[4]エリース・メルテンス（ベルギー）／デミ・スゥース（オランダ）