「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月22~28日/室内ハードコート)の大会5日目、男子シングルス準々決勝で第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が第1シードで世界7位のドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦。第1セット…

「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月22~28日/室内ハードコート)の大会5日目、男子シングルス準々決勝で第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が第1シードで世界7位のドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦。第1セットは6-3で錦織が先取した。

両者は過去に3回対戦しており、錦織の2勝1敗。直近の対戦である今年の「全仏オープン」では錦織が敗れている。またハードコートでの対戦は今回が初となる。シーズン最終戦となる「Nitto ATPファイナルズ」の出場権をかけたレース・トゥ・ロンドンで現在10位につけている錦織だが、9位のジョン・イズナー(アメリカ)が同大会の2回戦で敗退しており、このティームに勝利することができれば、イズナーを抜き、出場の可能性が一気に高まる。錦織の最終戦出場をかけた大一番に注目が集まる。

第1セットは錦織のサービスゲームからスタート。第1ゲームを危なげなくラブゲームでキープした錦織は、まだ動きに硬さのあるティームから第2ゲームで15-40とブレークポイントを握ると、このチャンスをしっかりと活かしてブレークに成功する。

さらに勢いに乗る錦織は第4ゲームでも0-40とチャンスをつかむと、一旦はデュースにまでしのがれながらもブレークに成功し、ティームを突き放す。

第5ゲームもキープし、一気に5ゲームを連取した錦織は、第6ゲームで初めて相手にキープを許すが、続く第7ゲームが錦織のサービング・フォー・ザ・セットに。しかしスピンをかけて高く弾む球を取り入れてきたティームに30-40とされた錦織は、ここで一つブレークを返される。

そして2度目のサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでも、勢いの出てきたティームに0-40のピンチとされたが、なんとかしのぎきって第1セットを6-3で先取した。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」準決勝での錦織圭

(Photo by Julian Finney/Getty Images)