好スタートを切った。全日本選手権出場を懸けた今大会。大矢里佳(商2=中京大中京)はショートプログラム(SP)で全日本選手権出場枠圏内となる3位につけた。◆10・25~28 東日本選手権(テクノルアイスパーク八戸) ▼シニア女子(S…
好スタートを切った。全日本選手権出場を懸けた今大会。大矢里佳(商2=中京大中京)はショートプログラム(SP)で全日本選手権出場枠圏内となる3位につけた。
◆10・25~28 東日本選手権(テクノルアイスパーク八戸)
▼シニア女子(SP) | ||
3位 | 大矢 里佳 | 50.34 |
19位 | 森 千夏 | 38.92 |
20位 | 井上 千尋 | 38.46 |
好調維持している。全日本選手権出場枠がわずか3枠と熾烈(しれつ)を極めているシニア女子。厳しい出場枠争いにも「緊張はなかった」と、大矢は落ち着いていた。冒頭のトリプルフリップをしっかり決めると、その後のダブルアクセル、トリプルループとダブルトール―プのコンビネーションジャンプも大きなミスなくまとめ上げた。さらに「スピンをしっかり回ることができた」(大矢)と、レベル4のチェンジフットコンビネーションスピンでさらに加点。結果50点台にのせる50.34点で3位につけた。「東京選手権からの良い状態でできている」(大矢)と、明後日行われるフリースケーティング(FS)に向けて弾みをつけた。
また森千夏(営2=愛知みずほ大瑞穂)が19位、井上千尋(商1=椙山女学園)が20位となり、万全とは言えないもののFS進出を決めた。
勝負の行方はわからない。SPを終えて、2位から5位までがわずか3.4点差にひしめく大混戦。FSでは少しのミスが順位を大きく左右する。「ジャンプをノーミスで」(大矢)。FSも大きなミスなく演技をまとめて、全日本の切符を勝ち取りたい。
[大西健太]
試合後のコメント
大矢
――本日の演技を振り返っていかがですか。
「基本的にはジャンプもしっかり降りて、スピンもうまくできたので良かったと思います」
――全日本選手権の出場枠はわずか三つだけですが。
「3枠しかないので、やるしかないと思って練習してきました」
――特に良かったところはどこでしょうか。
「ジャンプが自分の思い通りにいかなかった部分があって、そこを補わないと思っていて、スピンをしっかりと回ることができたので、良かったと思います」
森
――本日の演技を振り返っていかがですか。
「ジャンプが全部片足で立てたことと、前半は特にスピードを出して滑れらてたのが良かったと思います」
――点数がなかなか伸びてきませんが。
「回転不足があったので、点数が伸びなかったです。プラスも少なかったので、そういうところが駄目でした。でもジャンプは跳び上がった瞬間に跳べるジャンプじゃないかなと思いましたが、それを転ばずに跳べて、フリーを滑れる順位に残れました。あまり良くなかったですが、フリーで頑張りたいなと思います」
井上
――本日の演技を振り返っていかがですか。
「今週1週間は調子が良くて、いけるかなと思っていましたけれど、失敗してしまったので、フリー頑張りたいです」
――緊張はありましたか。
「緊張はあまりしなかったですが、このジャンプが跳びたいと思いすぎたかもしれないです」