身体をリセットしたりストレスを低減するために重要な「睡眠」。毎日当たり前のようにとるはずの睡眠ですが、しっかりと睡眠時…

 身体をリセットしたりストレスを低減するために重要な「睡眠」。毎日当たり前のようにとるはずの睡眠ですが、しっかりと睡眠時間をとれている人、とれていない人がいて、両者の行動には違いがある……そんな実態が見えてきました。メディプラス研究所・オフラボが全国14万人(男女各7万人)を対象に、「ココロの体力測定」調査を実施。その結果を公表しています。

低ストレス女性と高ストレス女性の行動には差が!

 まずは調査対象の中から、厚生労働省ストレスチェックに基づいた高ストレス女性(77点以上)と、低ストレス女性(39点以下)を抽出し、家族の睡眠ルールを比較。すると、高ストレス者と低ストレス者の間で、数値に開きのある項目が存在することが分かりました。

 まずは、低ストレス女性の行動で、高ストレス女性の行動ともっとも開きがあったのは、「家族でほぼ同じ時間に起きる」(1.66倍)という項目でした。高ストレス者は「自分が1番遅く寝る」(2.03倍)、「パートナーと寝る時間に差がある」(2.02倍)、さらに「平日と休日の就寝・起床時間に2時間以上差がある」(1.60倍)と答えていることから、就寝・起床時間に大きな違いがある傾向は見てとれます。

 さらに、低ストレス女性は「シーツや枕カバーは毎日替える」(1.47倍)、「寝る前は暖色や間接照明」(1.41倍)、「完全に消灯して寝る」(1.21倍)などと回答しており、眠る前から睡眠環境を整えていることがわかります。

"仕事をしながら家事もする"20代女性の睡眠時間が深刻

 高ストレス女性は、「自分が1番遅く寝る」と答えている割合が高いことが分かりました、特に、仕事をしながら家事もする"既婚・有職女性"の睡眠時間は深刻といえます。

 今回の調査対象から、既婚・有職女性を抽出し睡眠時間を調べると、睡眠時間を確保しやすいであろう休日の睡眠時間「5時間以下」の割合は、60代を除き、女性全体の9.7%を上回る結果になりました。中でも20代は15.4%と、男性全体の14.6%を上回っています。

 さて、こうなってくると気になるのが、低ストレス女性が持つ「自分ルール」。低ストレス女性はどのようなことに気をつけているのでしょうか? 調査結果を参照すると、低ストレス女性は「平日に1日以上しっかり寝る日を作る」(1.99倍)と、忙しくなりがちな平日の睡眠を大切にしていることがわかります。

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高ストレス女性は、睡眠に対して意外とストイック?

 また「スマホやPCは寝る1時間前まで」(1.95倍)、「毎日同じ時間の就寝・起床を心掛ける」(1.36倍)など、やはり時間に関する項目が目立っています。

 高ストレス女性はというと……「寝る直前までゲーム」(1.98倍)、「寝る時間になってもドラマの続きを見てしまう」(1.68倍)など、就寝時間への意識が希薄であることが見てとれます。その一方で「無音でないと眠れない」(1.39倍)、「90分の倍数を意識して眠る」(1.23倍)など、睡眠に対してややストイックな一面も。高ストレス女性は、けっして睡眠に関して無関心なわけではなく、やや神経質で理論派な部分もあるといえるでしょう。

低ストレス女性は快眠グッズに頼らない?

 最後に、最近増えつつある「快眠アイテム」に対するこだわりも見ていきましょう。

 今回の調査では、さまざまなアイテムの利用率を複数回答で訪ねましたが、ストレスレベルを問わずほとんどの項目が10%以下の選択率であり、もっとも多かったのが「該当なし」という項目でした。同項目は、低ストレス者が53.8%、高ストレス者が42.0%となっています。

 ストレスレベルでの比較では、「マットレス」(1.27倍)「掛け布団」(1.06倍)以外はすべて高ストレス者が高い比率を示しました。ここでも、高ストレス女性のストイックな部分が垣間見えますね。

 睡眠はリカバリーの重要な一要素です。睡眠が足りていないと感じる方は、生活サイクルを見直して、可能な限りストレスレベルを下げていきたいものです。

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【調査概要】
「ココロの体力測定2018」
方法|インターネット調査
期間|SCR調査 2018年3月7日~3月17日

◆SCR調査
対象|全国、20~69歳、14万人(男女各7万人)
項目|15問
分析データについて|厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化
集計データについて|集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

◆本調査
期間|2018年4月7日~20日
サンプル数|1800人
対象者|女性
今回抽出対象者|すべて女性
高ストレス者:450人
低ストレス者:556人 ※本調査

<Text:辻村/Photo:Getty Images>