今シーズンは、3月の「BNPパリバ・オープン」で自身初のツアー優勝。そして「全米オープン」では日本人初のグランドスラムでの優勝を飾った大坂なおみ(日本/日清食品)。現在はシーズン最終戦である「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール…

今シーズンは、3月の「BNPパリバ・オープン」で自身初のツアー優勝。そして「全米オープン」では日本人初のグランドスラムでの優勝を飾った大坂なおみ(日本/日清食品)。現在はシーズン最終戦である「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」(シンガポール/10月21~28日/室内ハードコート)に出場している。

そんな大坂についてWTA(女子テニス協会)創設者である、テニス界の重鎮ビリー・ジーン・キングが「日本は彼女を本当に誇りに思うべきだと思います」と話した。

WTA公式サイトによれば、キングは大坂について「彼女は思考、心、直感がうまくまとまっていると思います」「まず、彼女は重たいボールを打ちますし、何だって打てます。素晴らしい選手です。彼女は20歳?並外れた選手です」と絶賛。

そして「日本は彼女を本当に誇りに思うべきだと思います。私たちアメリカは彼女をとても誇らしく思っています。彼女は日本人でありアメリカ人でもあります。素敵なことです」と話した。

また、「全米オープン」決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と対戦した時のことについては「セレナとの試合でも、私は彼女(大坂)が勝利するだろうとわかっていました。彼女はセレナより良いプレーをしていたし、彼女は何者にも勝利を阻むことを許さなかったからです」と振り返る。

そして「つらくて、常軌を逸していて、混沌としていたことはわかっています。しかし最終的に彼女は勝利しました。彼女はきちんと考えることができていたし、集中力を切らしませんでした」とキングは語った。

大坂は「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」で26日に世界9位キキ・バーテンズ(オランダ)との対戦に臨む。大坂は「レッドグループ」で2連敗となり、グループステージ敗退の危機に陥ったが、バーテンズとの第3戦で決勝トーナメント進出への望みをかける。(テニスデイリー編集部)

※写真は「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」での大坂なおみ

(Photo by Suhaimi Abdullah/Getty Images)