「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月22~28日/室内ハードコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング19位のカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦。錦織が6-2、6-…

「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月22~28日/室内ハードコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング19位のカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦。錦織が6-2、6-2のストレートで勝利し準々決勝進出。ハチャノフとの通算成績は、これで錦織の2勝2敗となった。試合時間は1時間4分。

勝利した錦織は準々決勝で、第1シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と世界56位サム・クエリー(アメリカ)の勝者と対戦することとなる。

ティームはツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」の出場権をかけたレース・トゥ・ロンドンでは現在8位。一方の錦織は現在10位で、もし世界ランキング通り順当にティームが勝ち上がると、準々決勝はレース争いでも直接対決となる。

第1セットを6-2といい形で先取した錦織。第2セット序盤もラブゲームでキープするなど、引き続きゲームの主導権を握っているように見られた。すると第3ゲームにまたも先にブレークに成功。

錦織はゲームカウント3-1で迎えた第5ゲームでもブレークをし、完全に試合の主導権を握った。

5-2で迎えた錦織のサービング・フォー・ザ・マッチ。最後も落ち着いてキープし、圧巻のストレート勝利。見事ベスト8入りを決めた。

試合後のオンコートインタビューでは英語で受け答えをした後、日本語で「ありがとうございました。もし日本人の方がおられたら、今日はありがとうございました」と感謝の気持ちを話した。最終戦出場を争い、負けられない戦いが続く錦織。次戦にも大いに期待したい。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での錦織

(Photo by Elsa/Getty Images)