学生日本一の名を懸けて争われる今大会。明大からは男女合わせて17人がエントリーしたが、ベスト8に入った選手は2人のみ。全国の猛者たちに苦戦を強いられることとなった。 ◆10・21 全日本学生個人選手権(露橋スポーツセ…
学生日本一の名を懸けて争われる今大会。明大からは男女合わせて17人がエントリーしたが、ベスト8に入った選手は2人のみ。全国の猛者たちに苦戦を強いられることとなった。
◆10・21 全日本学生個人選手権(露橋スポーツセンター)
▼男子の部
松本崇――3位
小森――ベスト8
木村、古屋敷、佐藤、深町――4回戦敗退
川崎、林、小和野、大谷――3回戦敗退
太田――2回戦敗退
中西、佐々木、田畑――1回戦敗退
▼女子の部
小野塚――2回戦敗退
小宮山――1回戦敗退
前田――棄権
連戦連勝の男についに黒星だ。松本崇雅主将(文4=初芝立命館)が準決勝で対決したのは大阪商大の前田稔輝。一昨年、同大会を制した全国でも指折りの手練れだ。試合は互いの手の内の探り合いから始まる。慎重に攻め手を見極める松本崇が選択したのは〝組み〟だった。前田の片足を持ち上げ倒し、見事な一本を決めた。その後、一本を取られ勝負は1―1で判定へ。試合終了まで攻め続けたが、判定は0-3で前田。この瞬間松本崇の敗北が決まった。一方で「負けてしまったが楽しかった。後悔はない」と清々しい表情の松本崇。とにかく前向きな思考がこの男の強さを生み出している。
順調な仕上がりを見せる。ベスト8に入った小森彪楽(文2=桜丘)は勝った試合全てで2本を取り切る絶好調の活躍。強敵続きの中で、一本を取り続ける攻撃力が光った。「(7月の)全国選抜よりも良い動きができていた」と大舞台に向けて弾みをつけた。「このチームはあと2,3倍強くなれる」と気を引き締める松本崇主将。勝負の府立(団体インカレ)まであと1か月。さらに鍛え抜かれた明大男子が大阪で大暴れしてくれそうだ。
[山根太輝]
試合後のコメント
松本崇
――敗因はどういったところでしょうか。
「相手より技術的に劣っているところだと思います。相手(前田)は僕が高校の時からスター選手でしたし、ずっとこの代を引っ張ってきた存在です。そういう積み重ねてきたものの大きさかなと思います」
――府立に向けてお願いします。
「7連覇するつもりです。そう簡単にはいかないと思いますが、圧倒的な力を蓄えて大阪で大暴れしたいです。決勝は7―0という目標を立てているのでそこに向かって練習していきます」
小森
――ベスト8という結果についていかがでしょうか。
「この学年でベスト8という結果は嬉しいですけど、やっぱり優勝を目指していたので最後負けてしまったのは悔しいです」
――今後、チームではどういった存在になっていきたいですか。
「頼られるということは嬉しいことですし、頼られたいという気持ちも自分にはあるので。これから練習を重ねて、この人なら負けないと思われるような頼れる存在になりたいですね」