大会最終日を迎えた3日目。明大からは105キロ級に村上堅信(政経1=滑川)が出場。約2週間前に行われた国体に次ぐ自己ベスト更新とはならなかったものの、明大ルーキーとしての存在感を大いに示した。◆10・19~21 第63回全日本学生新人選手…

 大会最終日を迎えた3日目。明大からは105キロ級に村上堅信(政経1=滑川)が出場。約2週間前に行われた国体に次ぐ自己ベスト更新とはならなかったものの、明大ルーキーとしての存在感を大いに示した。

◆10・19~21 第63回全日本学生新人選手権(スポーツ総合センター) 

▼105キロ級 

4位 村上(S130 J156 T286) 

※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル 

 自己ベスト更新は次戦にお預けとなった。村上は先日行われた国体でスナッチ132キロ、ジャーク160キロを挙げ、見事に自己ベストを更新。「調子が上がってきていると思っていた」と今大会も流れに乗りたいところだったが、惜しくもあと一歩届かず。1,2本目はスナッチ、ジャークともに順当に差し切るも、スナッチ自己ベストに挑戦した3本目では膝が伸び切らなかった。結果として、先月の東日本新人よりもトータルで6キロ上回ったが、悔しさのにじむ拳上となった。それでも「もっといろいろ変えていかなければならない」。今回の結果を真摯(しんし)に受け止めている。前向きな姿勢に揺るぎはない。

 若き紫紺の力が証明された。全日程を通じた大会最優秀選手に、2日目の85キロ級でスナッチ、ジャーク、トータル全てにおいて大会新記録を樹立した扇本崇聖(政経2=名城大付)が選出された。本多達雄監督も「合宿からやってきたことが実を結んだ」と1、2年生の活躍ぶりを称える。今大会の下級生の快進撃はチームを勢いづけたに違いない。今年度の公式戦、残すは12月のインカレのみ。集大成を有終の美で飾るためにも、ここからが正念場だ。

[高智琉大朗]

試合後のコメント 

本多監督 

――この大会の位置付けはどういったものでしょうか。

「来年から階級が変わってしまうので、最後の大会なのでなるべく記録を狙う者は狙う。表彰台に上がる者は上がるという形です」

――インカレまでに何が必要でしょうか。

「全員がベストを出し切れるように、コンディションづけが必要だと思います」

村上

――本日の振り返りをお願いします。

「国体での結果が良かっただけに調子が上がってきていると感じていたのですが、今大会では振るわなかったです。結果としてはまずまずでしたが、自己新に絡めなかったのが悔しいです」

――インカレについてはどうお考えですか。

「こんな状態では出てはいけないだろうし、出させていただけるのであれば、もっとそれなりの結果を出してからだと考えています」