勝ち点3がなかなか取れない。第17節は、リーグ2位・順大との一戦。シュート数12本に対し、被シュート数2本と明大ペースで試合を進めるが決め切れず。前期と同じ0―0で試合終了となり、4戦勝ちなしに終わった。  得点の兆しが見えた。…

 勝ち点3がなかなか取れない。第17節は、リーグ2位・順大との一戦。シュート数12本に対し、被シュート数2本と明大ペースで試合を進めるが決め切れず。前期と同じ0―0で試合終了となり、4戦勝ちなしに終わった。

 

 得点の兆しが見えた。元気なく0―2で散った前節の東洋大戦を機に「原点に戻った」(中村帆)。攻撃面を見直し、サッカーの本質である背後からの攻めを意識して今節を迎えた。パターンでの裏パス練習のかいもあり、前半23分、37分には、裏パスに反応した村田がGKと一対一のチャンスに。ゴール奪えなかったものの「一つの形として出たのは収穫になった」(村田)。ハイプレスショートカウンターの足元でつなぐ明大のサッカーに、新たな攻撃の形をつくり上げた。 

 ゴールだけが足りなかった。後半36分には佐藤亮のシュートがクロスバーをたたき、ゴール目前へと迫った。しかし、2試合連続の無得点に「決め切ってさえいれば」(村田)と結果だけがついてこない。それでもクロスやラストパスの質など「弱さや未熟さを受け止めながらやるしかない」(中村帆)。練習を自信に全員でゴールを目指しにいく。

これ以上勝ちなしではいられない。後期リーグ戦も残すところ5試合となり終盤に差し掛かった。次戦の相手は、勝ち点で並ぶ流経大。「あとは決めるところだけ」(栗田大輔監督)。勝ち点奪取で上位へと食い込みにいく。

[木田諒一朗]

 

試合後のコメント

 栗田監督 

――試合を振り返っていかがですか。 

「価値ある引き分けと言ったら語弊がありますが、非常に良くなっています。また、元気も取り戻してきているので、あとは本当に決め切るところだと思います」

村田

――リーグ戦で勝ち続けることに関してどうお考えですか。 

「難しいなと考えています。トーナメントに比べて、リーグ戦は長丁場です。年間を通してぶれずに戦うことが課題です」

中村帆

――4戦勝ちなしをどう受け止めていますか。

「サッカーなので、うまくいかない時期は絶対にあります。そういう弱さや未熟さを受け止めながら、勝ててないという事実はありますけど、日々の練習からやるしかないと思います」

森下

――無得点に関してどう感じていますか。

「シュート練習を毎回しているのに、毎回できていることができないメンタル状態です。今から冷静に、いつもやっていることを出さないといけません」