<写真・試合後、スコアを背に満面の笑みを見せる選手たち>   10月18日、関西大学高槻アイスアリーナにて第65回関西学生アイスホッケーリーグ戦が行われた。関学は関大と対戦し、GWSの末2-1で劇的勝利。通算成績を5勝3敗とした。   序盤…


<写真・試合後、スコアを背に満面の笑みを見せる選手たち>

   10月18日、関西大学高槻アイスアリーナにて第65回関西学生アイスホッケーリーグ戦が行われた。関学は関大と対戦し、GWSの末2-1で劇的勝利。通算成績を5勝3敗とした。

   序盤からなかなかシュートチャンスをつくれない関学。試合の主導権は握られながらも、GK笠間(社4)を中心に全員で守り抜いた。両者譲らず0-0で第2ピリオド(P)へ。第2Pでも守りに徹する時間が続いたが、残り17分30秒にFW多川(人4)が一瞬の隙を突いてパスカット。劇的な先制ゴールを決めた。だが第3Pに同点に追いつかれ、60分間で決着つかず。5分間の延長戦でも両者無得点に終わり、勝負はゲームウイニングショットへもつれ込んだ。GK笠間は3本全てセーブし、関学はFW森井(商4)が確実にゴール。熱戦に終止符を打った。関西で10年間負けなしだった関大を破る大金星。関学にとっては、12年ぶりの関大撃破となった。

   次戦は10月20日、兵庫県尼崎スポーツの森にて龍大と対戦する。

試合後のコメント

笠間尚主将「勝利の瞬間は鳥肌が立った。いい形で試合に入ることができ、キルプレーでも対策通りにプレーできたと思う。関大は本当に高い壁で、もう勝てないのではないかと思った時もあった。だが、わずかに入ったひびをきょうは叩いて崩せた。次対戦するときは死に物狂いで来る。それに勝ち、真の強いチームになりたい」

先制ゴールを決めたFW多川仁稀「先制点を決めれたことはとてもうれしい。いつもと違って、ある程度パックの方向が決まったら、すぐにゴールに向けて思い切り打った。最初、入ったかどうかわからなかったけど、入ったとわかり、しびれた。また、12年ぶりに関大に勝つという新たな歴史を自分たちの代でできたこともとてもうれしかった。最後、笑って終われるように、あと2カ月を楽しんでやっていきたい」

GWSで決勝点を挙げたFW森井恵斗「関大に勝つことは、大学で最も成し遂げたかったことだったので、本当にうれしかった。個々の技術や戦略が確実に劣っている中で、そこを気持ちでカバーできた。先制点を取れたのが一番大きかったと思う。(GWSでのゴールについて)緊張よりも勝ちたい思いの方が強かった。しっかりキーパーを見てシュートを打てたと思う。次は必ず目の色変えて向かってくる。本気の関大を倒して、本当の勝利を挙げたい」