グランドスラム20回の優勝を誇るロジャー・フェデラー（スイス）が10月初旬に来日。WOWOWの週刊テニスNAVIでのインタビューで、大坂なおみ（日本／日清食品）について語った。それまでグランドスラムでの最高成績が今年の「全豪オープン」でのベ…

グランドスラム20回の優勝を誇るロジャー・フェデラー（スイス）が10月初旬に来日。WOWOWの週刊テニスNAVIでのインタビューで、大坂なおみ（日本／日清食品）について語った。

それまでグランドスラムでの最高成績が今年の「全豪オープン」でのベスト16だった大坂が、「全米オープン」で優勝に輝いたことについて「彼女が今年グランドスラムで優勝するポテンシャルがあるとは知らなかった。もしかしたら彼女もそれを知らなかったかもしれない」とフェデラーは話す。

だが今年の飛躍については「『BNPパリバ・オープン』で優勝してから全米への道のりは伝説になるような瞬間だったね」とツアー初優勝をグランドスラムに次ぐ大きな大会であるプレミア・マンダトリーで飾り、さらに自身の憧れであるセレナ・ウイリアムズ（アメリカ）を決勝で破っての「全米オープン」優勝を称えた。

そして「彼女がまた優勝することを希望しているよ。今はもっと進歩を続けることが大事だ」とさらなる進化と実績を期待していることをコメント。

今年大きな躍進を遂げた大坂は、その勢いのままシーズン最後に年間の上位8選手で競う「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」（シンガポール／10月21～28日／室内ハードコート）への初出場を決めている。この一年で大きく成長した大坂が、来週の最終戦でもさらなる進歩を遂げるか期待される。（テニスデイリー編集部）

※写真は「ATP1000 上海」でのフェデラー

(Photo by Getty Images)