またしても新たな金字塔を打ち立てた。団体戦での大学日本一を決定する全日本大学対抗王座決定試合(王座)の決勝戦。男女ともに、9月の関東大学リーグ(リーグ)で苦しめられた難敵を相手に勝利を収め、アベック13連覇の快挙を達成した!  前日の準…

  またしても新たな金字塔を打ち立てた。団体戦での大学日本一を決定する全日本大学対抗王座決定試合(王座)の決勝戦。男女ともに、9月の関東大学リーグ(リーグ)で苦しめられた難敵を相手に勝利を収め、アベック13連覇の快挙を達成した!

  前日の準決勝で難敵・関大を7-2で下した男子部は、永遠のライバル・慶大との決勝に臨んだ。春の対抗戦、9月のリーグでは辛勝した相手。この日もダブルスで1-2と負け越す苦しいスタートとなった。しかし、シングルスでは今大会好調の千頭昇平(スポ2=愛知・誉)や藤井颯大(スポ2=京都・同志社国際)の2年生コンビが流れを呼び戻す。最後は島袋将(スポ3=三重・四日市工)が対抗戦、リーグでは敗北を喫していた羽澤慎治(1年)へのリベンジを果たし、男子部の14連覇を決めた。


島袋がエース対決を制して優勝を決めた

  同じく前日に関大に勝利を挙げ、決勝へと乗り込んだ女子部。リーグでは4-3と苦戦を強いられた亜大と相対した。ダブルスでは大矢希女子主将(スポ4=愛知・名経大高蔵)・上唯希副将(スポ4=兵庫・園田学園)組がまさかのストレート負け。エースペアの敗北に暗雲が立ち込めたが、清水映里(スポ2=埼玉・山村学園)・下地奈緒(スポ2=沖縄尚学)組が逆転勝ちを収める。続くシングルスでは、上、大矢が気迫のこもったプレーを披露。上が先に勝利を持ち帰ると、大矢が3勝目を挙げ、見事13連覇を成し遂げた。


チームの勝利を決め、涙する大矢

  男女共に、この一年は試練の連続だった。春の関東学生トーナメントでは男女合わせて無冠、夏の全日本学生選手権でも男子ダブルスの1冠しか獲得できなかった。リーグでも一歩間違えれば負けていたかもしれない戦いが多くあったが、伝統のチーム力と勝負強さを武器に、前人未到の戴冠を手に入れた。数々の苦しみを乗り越えた先にあった、王座アベック13連覇。最高の笑顔で庭球部の一年は幕を閉じた。

(記事 吉田優、写真 松澤勇人)

※決勝戦の詳細記事はこちらから

男子:

女子:

結果


男女アベック13連覇を達成した早大庭球部

▽男子

2回戦
○早大9-0松山大
準決勝
○早大7-2関大
決勝
○早大6-3慶大

※最終成績=優勝(14年連続26回目)

※MVP=古田伊蕗副将(スポ4=静岡・浜松市立)

▽女子

2回戦
○早大5-0松山大
準決勝
○早大4-1関大
決勝
○早大4-1亜大

※最終成績=優勝(13年連続14回目)

※MVP=清水映里