シーズン最後に年間の上位8選手で競う「Nitto ATPファイナルズ」の出場権をかけたレース・トゥ・ロンドンが、シーズン終盤に入ってタイトな競争が続いている。「ATP1000 上海」の結果を受けてATP(男子プロテニス協会)が発表した10月…

シーズン最後に年間の上位8選手で競う「Nitto ATPファイナルズ」の出場権をかけたレース・トゥ・ロンドンが、シーズン終盤に入ってタイトな競争が続いている。

「ATP1000 上海」の結果を受けてATP(男子プロテニス協会)が発表した10月15日付けのレースランキングでは、同大会でベスト8となった錦織圭(日本/日清食品)が欠場していたジョン・イズナー(アメリカ)を抜き、9位へ上昇した。

また現在出場圏内最後の順位である8位に位置するドミニク・ティーム(オーストリア)との差も、前週の705ポイントから535ポイントに縮めている。

錦織は今シーズン残りは「ATP500 ウィーン」と「ATP1000 パリ」への出場を予定。まだ8位とのポイント差は大きいものの逆転の可能性は残っており、今後の成績がより注目される。◇   ◇   ◇

【10月15日付レース・トゥ・ロンドンランキング】

順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1.(1)ラファエル・ナダル(スペイン) 7,480 [出場権獲得]

2.(2)ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 7,445 [出場権獲得]

3.(3)フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン) 5,300 [出場権獲得]

4.(4)ロジャー・フェデラー(スイス) 5,160 [出場権獲得]

5.(5)アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 4,770 [出場権獲得]

6.(6)マリン・チリッチ(クロアチア) 3,825

7.(7)ケビン・アンダーソン(南アフリカ) 3,720

8.(8)ドミニク・ティーム(オーストリア) 3,535

9.(10)錦織圭(日本/日清食品)  3,000

10.(9)ジョン・イズナー(アメリカ) 2,930

11.(21)ボルナ・チョリッチ(クロアチア) 2,300

12.(11)ファビオ・フォニーニ(イタリア) 2,225

13.(15)カイル・エドマンド(イギリス) 1,945

14.(12)ステファノス・チチパス(ギリシャ) 1,905

15.(13)ミロシュ・ラオニッチ(カナダ) 1,810(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 上海」での錦織圭

(Photo by Fred Lee/Getty Images)