「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルス4回戦で、第5シードの錦織圭(日清食品)は第9シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦。チリッチから6-1 5-1の時点で錦織が棄権を申…

 「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルス4回戦で、第5シードの錦織圭(日清食品)は第9シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦。チリッチから6-1 5-1の時点で錦織が棄権を申し入れ、チリッチのベスト8進出が決まった。試合時間は43分。

 錦織は1回戦から脇腹の痛みを抱えて戦っており、この試合もトレーナーを呼ぶなどして試合続行を目指したが、棄権を申し出るに至った。

 錦織はチリッチに2014年の全米オープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)決勝で3-6 3-6 3-6で敗れて以降は2連勝していたが、この結果で対戦成績は錦織から7勝4敗となった。前回の対戦は昨年の東京(ATP500/ハードコート)の準々決勝で、錦織が3-6 7-5 6-3で勝っていた。

 ウィンブルドンには7年連続8度目の出場となる錦織は、2014年の4回戦進出がこれまでの最高成績。昨年はシモーネ・ボレッリ(イタリア)を6-3 6-7(4) 6-2 3-6 6-3で破ったあとの2回戦を、左脚ふくらはぎ故障の悪化で棄権していた。

 チリッチは3年連続の8強入り。初のベスト4をかけた準々決勝で、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)とスティーブ・ジョンソン(アメリカ)の勝者と対戦する。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)