イギリス・ロンドンで開催されている「ウィンブルドン」(6月27日~7月10日)の女子シングルス4回戦。 第19シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)は今週末に結婚する予定だ。しかし、このまま試合に勝ち続けて決勝まで進んだら、結婚式を…

 イギリス・ロンドンで開催されている「ウィンブルドン」(6月27日~7月10日)の女子シングルス4回戦。

 第19シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)は今週末に結婚する予定だ。しかし、このまま試合に勝ち続けて決勝まで進んだら、結婚式を延期しなければならないことになる。

 「もし準々決勝に勝ったら、日取りを変えることにするわ。延期することになると思う。だってさもないと、すごく急いでバタバタすることになるから」と27歳のチブルコバは言った。「でも、まだまだ先のことよ。私はしっかり休んで、準々決勝はいいプレーをしたい」。

 チブルコバは第3シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)に対してマッチポイントをしのぎ、6-3 5-7 9-7で倒して準々決勝に進んだ。この試合は月曜日に行われたが、翌日の火曜日にチブルコバはエレナ・ベスニナ(ロシア)との準々決勝を戦うことになる。

 チブルコバは以前にも一度、2011年にウィンブルドンで準々決勝に進出した。しかし、グランドスラムでの彼女の最高成績は、リ―・ナ(中国)に敗れた2014年全豪オープンの決勝がある。  自身をグラスコートプレーヤーだと考えていないというチブルコバは、今年のウィンブルドン決勝とミソ・ナバラとの結婚がバッティングするとは予想していなかったと言うのだ。

 「もしも本当に延期しなければならなくなったら、それは夢が叶ったようなものよね。だって私のテニスのキャリアで、それ以上よいことは起こり得ないから」とチブルコバ。

 「結婚式を1週間後に延期したって問題はないわ。きっといっそう楽しいものになるでしょうね」。

 彼女はウィンブルドンの前哨戦、グラスコートのイーストボーンで優勝している。前哨戦に勝って、そのあと続けてウィンブルドンでタイトルを獲ったのは、2004年のマリア・シャラポワ(ロシア)だ。

 グラスコート上でのよいプレーにも関わらず、結婚式をウィンブルドン期間中の週末に決めたのは、チブルコバが7月9日という、ナンバー「9」が好きだからだというのだ。

 「マリオン・バルトリも招待したのよ」と、チブルコバは2013年ウィンブルドン・チャンピオンについて言った。「でも彼女は決勝の解説者を務めるから、もし彼女が私の試合について解説することになったら、それは悪くないことだと思うわ。そうすれば、彼女は翌週の式にはこられるから」。(C)AP