進化を見せつけた。リーグ戦折り返しの中大戦。先制TD(タッチダウン)を皮切りに得点し、インターセプトも決まると流れを手放さなかった。最終的に44―0と今春1TD差で勝利した相手に対しさらに差を広げての完勝を果たした。◆9・2~11・25 …

 進化を見せつけた。リーグ戦折り返しの中大戦。先制TD(タッチダウン)を皮切りに得点し、インターセプトも決まると流れを手放さなかった。最終的に44―0と今春1TD差で勝利した相手に対しさらに差を広げての完勝を果たした。

◆9・2~11・25 秋季リーグ戦(アミノバイタルフィールド他)

◆10・14 対中大戦(富士通スタジアム川崎)

○明大44{7―0、21―0、0―0、16―0}0中大

 決定づける一本だった。明大オフェンスから第1Qが開始するとパスを中心としたプレーで攻撃権を継続したまま前進を続ける。敵陣28ヤード付近まで入るとQB#4西本晟(商2=箕面自由学園)投じたパスはゴール付近に構えたWR#5九里遼太(政経3=明大明治)のもとへ。そのままTDを奪うと試合開始3分半弱で先制点を決めた。「(差をつけることができたのは)最初の第1Qで取ることができたのが要因」(岩崎恭之監督)と先制点をが一つのきっかけとなり計5TDと3FGを記録。序盤から主導権を握ったことが44得点に結び付いた。

 理想のゲーム展開を実現した。第2Q、ディフェンスのインターセプトからの攻守交代直後にTDを奪う場面も見られた。また、前試合の立大戦に続く完封を収め、安定の守備を披露。「いいサイクルができていた。今後もこのような展開を続けていきたい」(LB#6茂木崇宏主将・政経4=佼成学園)。攻守の歯車がかみ合ったプレーが快勝のカギとなった。

 一戦も落とせない。次戦の相手は日体大。「本当に勝つだけ」(西本)。甲子園ボウルへの階段を上り続けるべく、一戦一戦勝ち星を奪いにいく。

  

[花岡桃]

  

試合後のコメント

岩崎監督

――本日の試合はいかがでしたか。 

 「今日は本当にできすぎです。2試合連続完封ですし、私たちがやりたいことをやれました」

  

茂木主将

――今試合を振り返っていかがでしたか。 

「入りをよくできました。最後まで相手を圧倒し続けて、徹底的に相手の気持ちも折り、内容も完勝していこうということで臨みました。後半は下級生とかも出していく中でチーム全体として締めてできなかったことが課題として残りました」

――ディフェンスのインターセプトから得点につながる場面がありました。

 「オフェンスが出してくれたおかげでディフェンスが止まっていて、ディフェンスが止めることでオフェンスが出るというとてもいいサイクルができていました。今後もゲーム展開としてはこういう展開を続けていけるといいと思います」 

西本

――試合を振り返っていかがでしたか。

 「この後の試合は全部勝つということで臨んだ中大戦で勝てたのはとても良いことだと思います」

――次戦の日体大戦に向けて。 

 「本当に勝つだけなので、そこだけを考えて。また今日はランが課題だったので、そこをしっかり出して勝てるようにしたいと思います」