まさかの苦戦を強いられた。2次リーグ初戦の相手は、前回の対戦で2桁得点を挙げ大勝した東海大。序盤からチャンスをつくるも得点には結び付かず、第1ピリオド7分に先制点を許した。シュートを決めきれない展開が続き、17分にFW佐久間雄大(政経1=…

 まさかの苦戦を強いられた。2次リーグ初戦の相手は、前回の対戦で2桁得点を挙げ大勝した東海大。序盤からチャンスをつくるも得点には結び付かず、第1ピリオド7分に先制点を許した。シュートを決めきれない展開が続き、17分にFW佐久間雄大(政経1=白樺学園)のゴールでようやく同点に追い付く。ここから巻き返し、第2、3ピリオドで3点を奪取。何とか4―1で勝利し、連勝を3に伸ばした。

◆9・8~11・25 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼10・14 対東海大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

〇明大4{1―1、2―0、1―0}1東海大

 苦しい立ち上がりとなった。「攻めている時間は長かったが、ただパスを回しているだけだった」(FW高橋瞬主将・政経4=白樺学園)。第1ピリオド開始早々から敵陣に攻め入るも、先制点を挙げたのは東海大。ペナルティーから数的不利な状況でのプレーを強いられ、7分にノーマークとなっていたFW谷慎太郎(東海大)がゴール。ピリオドを通して被シュートはこの1本のみながら、少ないチャンスをモノにされた。さらに、攻撃もかみ合わず、計13本のシュートを放つも1得点。「得点を入れるチャンスはもっとあった」(FW松本昂大・商4=白樺学園)と反省を口にした。

 最上級生の意地を見せた。今試合でハットトリックを達成した松本。第2ピリオド6分にはゴール前でパスを受け、反転しながらゴールを決めるなど随所に存在感を発揮した。「打ったら入っただけ」と本人は謙遜するものの、これで今大会10ゴールの大台に乗せた。「目標としてもらえるようなプレーをするのが、4年生としての使命」と語る松本。2年連続のリーグ制覇へ、背中でチームを引っ張っていく。

[藤里陽]

試合後のコメント

高橋

――試合を振り返っていかかでしたか。

 「物足りない試合でした。前回僕たちは大量得点で勝っているので、今回も自分たちのプレーで得点を重ねていこうと思っていたのですが、結果として全く違うものになってしまいました。序盤から攻めている時間は長かったのですが、ただパスを回しているだけになっていました。効果的なシュートというのが打てていなかったです。相手にも少ないシュートの中で点を決められてしまったので気を引き締めないといけないところが多かったです」

松本

――試合を振り返っていかがでしたか。

 「出だしで先制されて、正直入り方が悪かったです。2巡目最初の試合で盛り上がっていかなきゃいけないところを、あのような形で入ってしまったのは悪いところでした。得点を入れるチャンスはもっとあったので、それをしっかり入れていかないと次の試合から厳しくなると思います」

――ハットトリックを達成しました。

 「見ての通りたまたま入ったというか、打ったら入ったみたいな感じです。ですが、僕はそういうゴールが多いと分かっているし、ゴールはゴールなので、どんな形でも良いので、これからはもっと点数を取っていきたいです」