接戦を制し切れなかった。大学頂点を目指して争われるインカレ団体初日。男子団体は第1回戦を難なく突破。第2回戦は秋季リーグ1部2部入替戦で勝利を収めている中大と対戦。3―1で勝利しリベンジ阻止に成功した。迎えた準々決勝は法大に2―3と惜敗。4…

接戦を制し切れなかった。大学頂点を目指して争われるインカレ団体初日。男子団体は第1回戦を難なく突破。第2回戦は秋季リーグ1部2部入替戦で勝利を収めている中大と対戦。3―1で勝利しリベンジ阻止に成功した。迎えた準々決勝は法大に2―3と惜敗。4年生にとっては最後の団体戦だったが、2日目の準決勝に駒を進めることはできなかった。

 

◆10・13 全日本学生選手権(向日市民体育館)

▼男子団体

・1回戦

明大○3-0金沢学大

・2回戦

明大○3-1中大

・3回戦

明大●2-3法大

 

 準々決勝で激突した法大は来季から1部リーグでしのぎを削ることになる強豪校。第1シングルスを担ったのは主将・澁谷勇希(政経4=埼玉栄)だ。強烈なスマッシュを連発する攻めで相手を崩し2―0と完封。この日3勝目を刻み「4年生としての意地」を後輩に見せつけた。

 チームカウント2―2の正念場で迎えた第3シングルス。この大舞台を任せられたのはこの日4試合目となる仁平澄也(政経2=埼玉栄)。「(疲労の影響で)身体が付いていかなかった」という厳しい展開。相手の揺さぶりに対応することが精一杯だった。しかし16―21、15―21と苦しいながらも肉薄し、最後まで相手に食らい付く姿勢を貫いた。

 

 インカレは始まったばかりだ。男子団体戦は惜しくも敗戦したものの、次に控えるのは単複の個人戦。明大男子からは主将の澁谷を始めとして、武石優斗(商4=札幌一)・西谷春樹(政経4=青森山田)組、酒井健登(政経3=埼玉栄)・仁平澄也(政経2=埼玉栄)組といった期待株が出場する。熱戦を繰り広げる明大男子から目が離せない。

[山根太輝]

試合後のコメント

澁谷

――今日の全体を振り返っていかがでしょうか。

「4年生が中心となって気持ちの入った試合ができて、4年生としての意地を見せられたかなと思います。後輩も付いてきてくれたので、収穫のある団体戦ができました」

――個人としては3連勝でした。

「できすぎかなと。中大戦の相手は一度も勝ったことない相手だったんですが、1ゲーム目先に取れたことで自分から思い切ってできたというか。それもあって法政戦も勝てたかなと思います」

仁平澄

――法大戦第3シングルスの時はどういう気持ちでしたか。

「脚を動かして勝ちにいこうとしていましたが、それに身体が付いていきませんでした。そこはトレーニング不足かなと思います」

――インカレ個人戦に向けて意気込みをお願いします。

「やはり勝ちたいのはダブルスなので、勝てるように頑張りたいです。シングルスは楽しくやってそれに結果が付いてきたらいいと思います」