「ATP1000 上海」(中国・上海/10月7~14日/ハードコート)の大会7日目、男子シングルス準決勝で第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)と第13シードの世界19位ボルナ・チョリッチ(クロアチア)が対戦。4-6、4-6のストレート…

「ATP1000 上海」(中国・上海/10月7~14日/ハードコート)の大会7日目、男子シングルス準決勝で第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)と第13シードの世界19位ボルナ・チョリッチ(クロアチア)が対戦。4-6、4-6のストレートでフェデラーが敗れ、決勝進出はならなかった。試合時間は1時間13分。

見事勝利したチョリッチは、決勝で第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。対するジョコビッチは準決勝で第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に圧勝しての勝ち上がり。

準々決勝で錦織圭(日本/日清食品)をストレートで破ったフェデラー。準決勝の相手で21歳のチョリッチには、6月の「ATP500 ハレ」決勝で敗れている。フェデラーはチョリッチを「彼には優れたディフェンスがある。攻守の切り替えも速くて、いいサービスもある」と警戒していた。

試合はフェデラーのサービスゲームから開始。するとフェデラーはいきなり0-40のピンチを迎え、結局ブレークを許すという意外な立ち上がりに。相手のチョリッチはコートカバーも広く、「ミニジョコビッチ」と呼ばれることもある。なかなかブレークバックの糸口を掴めず、第1セットをチョリッチに奪われた。

続く第2セットでも、フェデラーは第1ゲームをブレークされる。会場からは終始フェデラーを後押しするロジャーコールがわき起こっていたが、それでも反撃はならず。この試合フェデラーは、一度もブレークポイントを握ることなくストレートで敗退となった。

なお、10月15日に発表される最新世界ランキングでは、ジョコビッチが2位に順位を上げ、フェデラーは3位となる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 上海」でのフェデラー

(Photo by Zhe Ji/Getty Images)