旧NBL時代からのファンにはトヨタvsアイシンと言った方が馴染み深いだろうか。アルバルク東京vsシーホース三河と言う日本バスケ界屈指の好カード。「開幕祭-OPENING FESTIVAL-」と題して行なわれたBリーグ3年目のシーホース三河…

 旧NBL時代からのファンにはトヨタvsアイシンと言った方が馴染み深いだろうか。アルバルク東京vsシーホース三河と言う日本バスケ界屈指の好カード。

「開幕祭-OPENING FESTIVAL-」と題して行なわれたBリーグ3年目のシーホース三河のホーム開幕戦「アイシングループDAY」BURN THE BLUE ENERGYは、「吉田さんちの大道芸」や「シーホースくんpresentsクイズ$ミカワネア」など華やかなイベントが目白押しで、シーズンの始まりを待ちわびるファン・ブースターをもてなした。

シーホース三河は前年王者のアルバルク東京に対し、激しいディフェンスからリズムを作り、最後まで手に汗握る好ゲームとなったが、2912人の観客に勝利を届けることはできなかった。

 

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1Q 三河 13–17 A東京

 

立ち上がりから集中力の高い好ゲームに

スターティング5は、#5バッツ、#14金丸、#24加藤、#32桜木、#46生原。

両者ともにディフェンスの意識が高く、引き締まった好ゲームとなる。#5バッツのゴール下で先制すると、#5バッツをスクリーンに使って#46生原がリングにアタック、さらに#32桜木、#14金丸の得点で先行する。

ロースコアながらお互いに点を取り合う中、A東京#10バランスキーの3Pシュートなどで逆転を許し、三河 13–17 A東京で最初の10分を終えた。

2Q 三河 34–29 A東京 (三河 21–12 A東京)

激しいディフェンスからリズムを作り、逆転

スタートは、#0サザランド、#4狩俣、#12西川、#16松井、#32桜木。

立ち上がりに#4狩俣の3Pシュート、#32桜木、#16松井の得点で1点差まで詰め寄ると、5分に#16松井のミドルシュートで逆転する。#0サザランドのスティールから#12西川がファストブレイク、#16松井とのピック&ロールで#0サザランドが決めるなど、新たなチームオフェンスを披露し、得点を積み上げていく。
守っては、A東京が得意とするピック&ロールに対して粘り強いチームディフェンスで12点に抑え込み、5点のリードを保ってハーフタイムを迎えた。

3Q 三河 48–50 A東京 (三河 14–21 A東京)

2点のビハインドで最後の10分へ

スタートは、#5バッツ、#14金丸、#24加藤、#32桜木、#46生原。

#24加藤がスティールやリバウンドなどアグレッシブなディフェンスで流れを呼び込むと、#32桜木、#5バッツがインサイドで強さを発揮してリードを7点に広げる。
しかしターンオーバーからA東京#3安藤、#6馬場の逆襲を受けると、#31ウィリアムズの連続得点で試合を一気にひっくり返されてしまう。6点のビハインドを背負うも、終盤に#8村上、#0サザランドの得点で追い上げ、三河 48–50 A東京で勝負の最終Qへ。

4Q 三河 69–77 A東京 (三河 21–27 A東京)

サザランドが攻守に奮闘も、A東京に競り負ける

スタートは、#0サザランド、#5バッツ、#8村上、#12西川、#16松井。
強度を上げたA東京のディフェンスに苦しみ、シュートが決まらない重い立ち上がりとなる。
ファストブレイクから#8村上がレイアップ、#16松井が3Pシュートを決めて2点差に迫るが、その後オフェンスのミスが続いて流れを手放してしまう。
ホームの大青援の後押しを受け、#0サザランドが連続ブロックショットや積極的なリングアタックで奮闘するもA東京に振り切られ、ホーム開幕戦を飾ることができなかった。
 

●三河 69 ‐ 77 A東京〇

入場者:2,912人

鈴木貴美一 ヘッドコーチ 会見コメント

今日は非常にいいディフェンスができていい感じでゲームが進んでいったのですが、4Qの大事なところで自滅してしまった。
ミスから点数をやられて、慌ててしまったところが敗因だと思います。
内容としては自分たちのやろうとしたディフェンスができたので、ディフェンスに関してはよかったのですが、ミスからの得点、走られたり、アルバルク東京さんはあまりヘルプに行かないディフェンスをしてくるので、そこでパスを狙いすぎてミスになったり、といったところが反省点です。
明日もあるので、そういう形にならないように冷静にやりたいと思います。

アルバルク東京 ルカ・パヴィチェヴィッチ ヘッドコーチ 会見コメント

今日は選手たちがハードにがんばって集中力を欠かさず、よくがんばってくれました。
出だしは、三河さんが開幕2連敗という状況の中、エネルギーレベルが高かったので、少しオフェンス面でもディフェンス面でも重くなってしまったと思います。
前半はアップダウンがあったのですが、特に2Qは反省点が多く、ファストブレイクや1対1でも簡単に点を与えてしまいましたし、オフェンスリバウンドでも少しリードを許してしまっていました。
後半戦、選手たちが残り20分間は自分たちのプレーをしようと流れを取り戻そうとした結果勝つことができました。

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