リーグ最終節となる東大戦で、先発・高島泰都投手(法1=滝川西)が完封勝利を収めた。打っては7回までに10得点と好調な打線を見せつけ、攻守両方で完璧な内容。危なげなく勝利を手にした。◆9・1~10・28 東京六大学秋季リーグ戦(立川公園野球…

 リーグ最終節となる東大戦で、先発・高島泰都投手(法1=滝川西)が完封勝利を収めた。打っては7回までに10得点と好調な打線を見せつけ、攻守両方で完璧な内容。危なげなく勝利を手にした。

◆9・1~10・28 東京六大学秋季リーグ戦(立川公園野球場他)

10・13 対東大1回戦(上柚木公園野球場)

明大10-0東大

1回戦1234567
東大00 00 000
明大 103500110

 非の打ち所がなかった。1回裏に原晟也内野手(情コミ1=彦根東)の適時打で先制。さらに3回裏には高桑一真外野手(商2=日大二)が放った安打などで3点を追加する。4回裏には平島嘉之主将(営4=明大中野八王子)が内野安打で出塁すると、続く高桑が詰まりながらもしっかりとセンター前に運ぶ。これを皮切りに打線が爆発し、一挙に5点を追加。7回で12安打10得点と効率よく得点を重ねた。

 守備でも先発した高島が立ち上がりから崩れることなく、被安打1、四死球0、奪三振9と文句なしの完封勝利を果たした。「投げ込みの成果が出た」(高島)。1年生ながら今季4勝目を上げ、チームの柱としての存在感を示した。

 油断は禁物だ。今季はコールド勝ちした相手に勝ち点を許すこともあり、調子の良し悪しに波のある明大。「4年生とできるのは最後なので、納得できる試合にしたい」(原)。今試合のいい流れで勝ち点をもぎ取り、最後は笑顔で終わりたい。

[岩田純]


試合後のコメント

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「東大戦でも気を抜かずに自分たちのやることをやろうと臨んで、やることやって点を積み重ねていけたので良かったです」


――四球を生かす攻撃が目立ちましたが。

 「つないで7回コールドで終わらせようということだったので、そういう攻撃ができたのは良かったかなと思います」


――プレー中の笑顔が印象的ですが。

 「楽しくやらないとダメだと思っているので。楽しくやっていたら全部いい方向に向かうと思うので、高校の時からずっと笑いながらやっています」


高島

――立ち上がりで意識したことは何ですか。

 「ブルペンの時から真っすぐが良かったので、低めにコントロールしようと思って、球のキレとコントロールを意識して投げました」


――走者を背負うことについてはどのように考えていますか。

 「走者はキャッチャーの武田眞(法2=明大中野八王子)さんに任せて、盗塁されたらそのあと抑えればいいと思っているのであまり気にせずできました」

――来年はどのような選手になりたいですか。

 「前田剛志(農1=札幌第一)が今怪我をしているだけなので、いい意味で練習から互いに意識し合って高めていきたいと思います」