東洋大に０-２　３戦勝ちなしで４位転落／関東大学１部リーグ戦

　痛い２連敗だ。第16節は、前期対戦で敗れた東洋大と対戦。ペースをつかめない中、前半26分に先制を許す。後半42分には２点目を奪われ、試合終了。完封負けで、順位を２位から４位に下げた。

　攻守がかみ合わない。「単調になった」（村田）と、攻撃に変化を付けられず。今季リーグ戦６度目の無得点。得意のサイド攻撃は影を潜めた。守備では、打たれたシュートを６本に抑えたが、２失点。共に自陣でボールを奪われてのカウンターからの失点だった。「先制されて焦りがあった」（小野）と、細かなミスも目立った今試合。理想の試合運びができなかった。
　結果の出ない試合が続いている。「自信が過信になっているかもしれない」（森下）。総理大臣杯優勝、後期リーグ戦２連勝の流れを維持できず３戦勝ちなし。今試合を「元気がない」と、振り返った栗田大輔監督。失った勢いを取り戻したい。

　上位校との対戦が待っている。第17節は、リーグ戦６試合負けなしの現在２位・順大と戦う。「一つ乗り越えれば強くなれる」（森下）。月曜日からは「これまでより厳しい練習」（栗田監督）に励む。４試合ぶりの勝利を挙げ、優勝へ望みをつなげたい。

［渡部伊織］

試合後のコメント
栗田監督
――連敗になりました。
　「今回の勝ち負けよりももう一回勢いを取り戻して、明治らしいサッカーをやりたいです」

岩武
――今日の試合はいかがでしたか。
　「悪い形で点を取られてしまって、後半はいい形も作れてはいましたが、点を取り切れませんでした。もっとスムーズに攻撃したかったです」

小野
――試合終了の時の心境はいかがでしたか。
　「どうにかしようという気持ちはすごくありましたが、それもうまくいかなかったです。やることはやりましたが、不完全燃焼で終わってしまいました」

村田
――今試合足りなかった点を教えてください。
　「予測や個の強さも、力不足だと思います。またもう一回練習して出直してきたいと思います」

佐藤瑶
――次戦への意気込みを教えてください。
　「もう負けられないので、出た選手が明治の責任を持って戦わないといけません。ピッチ内外で応援を含めて団結したいです」