「ATP1000 上海」(中国・上海/10月7~14日/ハードコート)の大会5日目、男子シングルス3回戦で第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)が世界28位のロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を6-3、2-6、6-4のフルセッ…

「ATP1000 上海」(中国・上海/10月7~14日/ハードコート)の大会5日目、男子シングルス3回戦で第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)が世界28位のロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を6-3、2-6、6-4のフルセットで破り、準々決勝進出を決めた。試合時間は1時間52分。

勝利したフェデラーは準々決勝で錦織圭(日本/日清食品)と対戦する。両者は過去7回対戦していて、フェデラーの5勝2敗。昨年の「全豪オープン」以来1年9ヶ月ぶりの対戦となる。

「ATP1000 上海」で2014年と2017年に優勝を飾っているフェデラーは、ディフェンディングチャンピオンとして同大会に臨んでいる。フェデラーは初戦となった2回戦では、前週の「楽天ジャパンオープン」で優勝を飾っていたダニール・メドベージェフ(ロシア)に苦戦するも、勝利し3回戦進出を決めていた。

試合は第1セット、フェデラーのサービスゲームからスタート。第4ゲームでフェデラーは長いラリーを制して、ブレークに成功。ゲームカウント3-1とリードを広げると、そのまま盤石のプレーでキープを重ね第1セットを先取した。

続く第2セット、第1ゲームから激しい打ち合いの末、フェデラーがブレークに成功。しかし、第2・4ゲームとフェデラーはブレークを喫する。さらにゲームカウント2-5で迎えた第8ゲームでもフェデラーはブレークされ、試合はフルセットにもつれ込む。

そして勝負の第3セット。序盤はお互い譲らずキープが続く。しかし、ゲームカウント4-4で迎えた第9ゲームでフェデラーがデュースの攻防の末ブレークに成功すると、続くサービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープし、勝利を決めた。

今大会2回戦に続き、3回戦でもフルセットの接戦となったフェデラー。最後は粘るバウティスタ アグートを振り切り、準々決勝進出を決めた。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 上海」でのフェデラー

(Photo by Fred Lee/Getty Images)