「ATP1000 上海」(中国・上海/10月7~14日/ハードコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界415位のウー・イービン(中国)と対戦。第1セットは3-6で錦織が落とした。両者は今回が初の…

「ATP1000 上海」(中国・上海/10月7~14日/ハードコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界415位のウー・イービン(中国)と対戦。第1セットは3-6で錦織が落とした。

両者は今回が初の対戦。ウーは今大会ワイルドカード(主催者推薦)で出場し、1回戦でツアー初勝利をあげての勝ち上がり。18歳とまだ若い選手でランキングも高くないが、昨年の「全米オープン」ジュニアのシングルス、ダブルスで2冠を達成している実力者だ。試合前に「身体はベストではないですけど、そんなに悪くはないですね。今週精一杯頑張りたいなという気持ちはすごくあります」と語っていた錦織が、若手のウーを破って3回戦進出を果たせるのか、期待がかかる。

第1セットはウーのサービスゲームから始まった。第3ゲームで15-40とブレークポイントを握った錦織は、長いラリーを落ち着いて制してブレークに成功する。

しかし、続く第4ゲームでゆさぶりをかける錦織に対し、素晴らしいディフェンスを見せるウーにポイントを奪われてブレークバックを喫してしまう。

そしてお互いにキープして迎えた第8ゲームでウーの際どいショットが次々と決まり、0-40と3本のブレークポイントを握られてしまうと、続くプレーで錦織のショットが大きくアウトとなり、再びブレークを許してしまう。

続く第9ゲームがウーのサービング・フォー・ザ・セットとなったが、ここでも錦織はチャンスを作ることができず、ゲームカウント3-6で第1セットを落とした。

錦織は簡単なストロークミスも多く、第1セットはファーストサーブでのポイント獲得率がわずか43%だった。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」での錦織

(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)