真夏日に行われたリーグ最終戦。前半開始4分に平島千萌(営3=東京成徳大)が先制点を決める。そこから勢いは止まらず、失点は1点に留め、7ー1で終了。後半はさらに勢いが増し、10点を獲得。17ー1と今リーグ最多の得点数で最終戦を締めくくった。…

 真夏日に行われたリーグ最終戦。前半開始4分に平島千萌(営3=東京成徳大)が先制点を決める。そこから勢いは止まらず、失点は1点に留め、7ー1で終了。後半はさらに勢いが増し、10点を獲得。17ー1と今リーグ最多の得点数で最終戦を締めくくった。

◆8・13~11・10 関東学生リーグ(富士通スタジアム川崎他)
▼10・7 対学習院大戦(東洋大グラウンド)
 ○明大17{7─1、10─0}1学習院大

 一人一人の得点力が光った。平島は前後半合わせて6点を獲得。「相手がディフェンスを組む前に攻めることができた」(平島)と喜びを表した。
 リーグ初戦からの大成長がうかがえた。初戦は3得点、5失点という悔しさの残る試合であったが、今試合では17点を獲得。オフェンスの得点力が成長したと言える。江口菜々子主将(商4=横浜市立南)は「仲間のプレーを見て、安心感があった」と信頼関係が築けた様子であった。一番の課題となっていたドローに関しても全勝と言っていいほどの成長ぶり。また、ディフェンスは相手の強みを潰し、今シーズン初の1失点までに抑えることができた。「一人一人がやり切った今シーズン一番いいゲーム」(井川裕之ヘッドコーチ)と最終戦を振り返った。

[竹下侑希]

試合後のコメント
井川ヘッドコーチ
今日の試合を振り返っていかがでしたか。

 ――「今日は組織で戦うよりも1人のミスで試合を崩してきたところがあるから、一人一人がボールを持つ、一人一人がしっかりと投げるというところをポイントにやりました。その点では一人一人のミスがなく、今までで一番いいゲームでした。いいオフェンスをしてくれたんじゃないかなって思います。ディフェンスも今まで一番集中してできていたのかな」

江口主将
今日のチームの雰囲気を教えてください。

 ーー「とにかく勝つということが一番大事なこととしてありました。応援されるチームというのは今まで自分たちがやってきたことをやり切るというところと得点力とディフェンスでは奪うというところ。グラボはやりきるというところ。全部全力でやり切ろうという風に言っていて少しできていない部分があったり、自分たちがやろうとしている事じゃないところで点が取れたりそういうことがあったのですが、その中でも良いシーンというのもどんどん生まれてくるようになっていけるよねという雰囲気がチームの中にありました」

平島
今回の試合で良かった点を教えてください。

 ーー「シュートをちゃんと決めきることができたことと、仲間のミスをフォローするというのをメインにしていたので、そこができたのは良かったと思います」