■「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1~7日/室内ハードコート)男子シングルス決勝、第3シードの錦織圭(日本/日清食品)が予選勝者で世界32位(ランキングは10月1日時点)のダニール・メドベージェフ(ロシア)に2-6、4-6で敗れ…

■「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1~7日/室内ハードコート)

男子シングルス決勝、第3シードの錦織圭(日本/日清食品)が予選勝者で世界32位(ランキングは10月1日時点)のダニール・メドベージェフ(ロシア)に2-6、4-6で敗れ、残念ながら同大会4年ぶり3度目、また自身2年8ヶ月ぶりの優勝とはならなかった。

試合後のセレモニーで錦織は「みなさん、応援ありがとうございました。悔しい負けにはなりましたけど、この『楽天オープン』でまた決勝に来ることができ、すごく楽しい1週間でした。これからまだあと3大会あるので、残りシーズンも頑張りたいと思います」と感謝と今後の意気込みを語った。

一方、優勝を果たしたメドベージェフは「日本に来られたことをとても嬉しく思っています。とても素晴らしい都市です。食べ物も美味しいですし、優しいフレンドリーな方たちばかりで、とても楽しい時間を過ごすことができました。また来年も、その次も戻ってきたいと思います」と語り、最後は日本語で「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。

男子ダブルス決勝では、第4シードのマクラクラン勉(日本)/ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)が第3シードのレイブン・クラーセン(南アフリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)に6-4、7-5とストレートで勝利し、見事優勝を果たした。

マクラクラン勉は前年同大会では内山靖崇(日本/北日本物産)とのペアで、また前週の「ATP250 深セン」ではジョー・ソールズベリー(イギリス)とのペアで優勝。マクラクラン勉にとっては、「楽天ジャパンオープン」2年連続、そして2大会連続の優勝となった。

試合後の記者会見で、マクラクラン勉はストルフとのペアで初優勝したことについて「とても嬉しく思っています。今年はとてもいい年でいろんな大会でいいところまで行っていましたけど、トロフィーを掲げることができてとても感慨深いものになりました」と話した。一方のストルフはセレモニーで「勉に一緒にプレーしてくれてありがとうと言いたいと思います。特に日本であなたとプレーすることができたことはとても特別でした」と感謝の言葉を口にした。

■「ATP500 北京」(中国・北京/10月1~7日/ハードコート)

男子シングルス決勝で、第1シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)が世界34位のニコラス・バシラシビリ(ジョージア)に4-6、4-6で敗れ、優勝ならず。勝利したバシラシビリは同大会初、またキャリア通算2個目のタイトル獲得となった。

■「チャイナ・オープン」(中国・北京/9月29日~10月7日/ハードコート)

女子シングルス決勝で、第2シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が世界20位のアナスタシア・セバストワ(ラトビア)に6-3、6-3で勝利。ウォズニアッキは同大会8年ぶり2度目の優勝を果たし、キャリア通算30個目のシングルスタイトルを獲得した。◇   ◇   ◇

【10月7日 主な試合結果】

◆「楽天ジャパンオープン」

男子シングルス決勝

〇[Q]ダニール・メドベージェフ(ロシア)6-2、6-4 ●[3]錦織圭(日本/日清食品)

男子ダブルス決勝

〇[4]マクラクラン勉(日本)/ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)6-4、7-5 ●[3]レイブン・クラーセン(南アフリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)

◆「ATP500 北京」

男子シングルス決勝

〇ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)6-4、6-4 ●[1]フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)

男子ダブルス決勝

〇[2]ルーカシュ・クボト(ポーランド)/マルセロ・メロ(ブラジル)6-1、6-4 ●[1]オリバー・マラック(オーストリア)/マテ・パビッチ(クロアチア)

◆「チャイナ・オープン」

女子シングルス決勝

〇[2]カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)6-3、6-3 ●アナスタシア・セバストワ(ラトビア)

女子ダブルス決勝

〇[2]アンドレア・フラバチコバ(チェコ)/バーボラ・ストリコバ(チェコ)4-6、6-4、10-8 ●[3]ガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/シュー・イーファン(中国)(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」での錦織