WBA世界バンタム級王者の井上尚弥(25=大橋)が、横浜アリーナで行われたワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)のバンタム級初戦で元WBA 世界バンタム級スーパー王者のファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)と対戦。1ラウ…

 
 WBA世界バンタム級王者の井上尚弥(25=大橋)が、横浜アリーナで行われたワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)のバンタム級初戦で元WBA 世界バンタム級スーパー王者のファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)と対戦。1ラウンド1分10秒のKO勝利で準決勝進出を決めた。

 

 

 リングサイドでこの試合を観戦した大橋ジムの同僚で、世界三階級制覇の八重樫東は「今日の試合の感想も何も(笑)」と笑いながら、「最後のパンチ、その技術を引き出すのは尚弥の勝負度胸」と、同僚の更なる進化を驚きの表情で振り返った。

「ファンの皆さんも尚弥が勝つと思っていたかと思いますが、それを上回るモノでしたね。これぞ井上尚弥と言うボクシング」

「最後のパンチ、あれが当たって倒れて、終わりましたが、その技術を引き出すのは井上尚弥の勝負度胸。」

「技術がずば抜けてあるのは誰もが分かっている事だけど、それを引き出す『勝負度胸』の凄さ。改めて井上尚弥の強さを見せてもらいました」と改めて同門の後輩の更なる進化に驚きを隠さなかった。

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

八重樫 東(やえがし・あきら)

1983年(昭58)2月25日、岩手県北上市生まれの35歳。拓殖大学在籍時に国体でライトフライ級優勝。卒業後、大橋ジムに入門。元WBA世界ミニマム級王者、元WBC世界フライ級王者、元IBF世界ライトフライ級王者と世界3階級制覇を成し遂げる。スーパーフライ級で日本人初の4階級制覇を目指す。プロ通算33戦27勝(15KO)6敗。162センチ。右のボクサーファイター。

井上尚弥 (いのうえ・なおや)

1993年4月10日、神奈川県座間市出身。
今もコンビを組む父・真吾氏の下、小学1年でボクシングを始める。相模原青陵高校時代に7冠を達成し、2012年に大橋ジムからプロ入り。戦績17戦全勝(15KO)。15年に結婚した高校時代の同級生との間に17年10月、長男が誕生した。