「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1~7日/室内ハードコート)男子シングルス決勝で、錦織圭(日本/日清食品)は世界32位のダニール・メドベージェフ(ロシア)に敗れ準優勝となった。準決勝後に「決勝で今まででぐっすり寝れた事があんまり…

「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1~7日/室内ハードコート)男子シングルス決勝で、錦織圭(日本/日清食品)は世界32位のダニール・メドベージェフ(ロシア)に敗れ準優勝となった。

準決勝後に「決勝で今まででぐっすり寝れた事があんまりないので、緊張するとは思います」と話していた錦織。決勝後の記者会見で緊張はしていたかと聞かれ「あんまり緊張はしてなかったと思います。ぐっすり寝られましたし、試合に入る形はそんなに問題なかったので」と話した。

また「たぶん彼のテニスと球の質とプラスこのコートの速さと、自分のいい日じゃなかったことがいろいろ重なってミスがかなり増えてしまったので、もうちょっといいテニスはたぶんできましたけどもったいなかったですね」と悔しさを口にした。

日本のファンの前でのプレーについて錦織は「今週はすごく楽しかったですね。毎試合ほぼ満員の中でやれる嬉しさだったり、日本でプレーするのは久しぶりでもあるので。1試合目こそ若干プレッシャーではありましたけど、今日も含めて残りは楽しんでプレーできたので」と話し「また来年優勝できるように戻ってきたい」と意気込んだ。

同大会4年ぶり3度目、また自身2年8ヶ月ぶりの優勝をかけて臨んだ決勝。試合終了直後の気持ちについて「ショックはショックですけどもちろん、内容がそんなに良くなかったので。これだけ今週良くて、なかなか全力を出そうとしても出せなくて」と明かした。

次は「ATP1000 上海」(中国・上海/10月7~14日/ハードコート)に出場予定の錦織。「十分すぎる一年ではあるので、さっきはショックでしたけど、気持ちを切り替えなきゃいけないので、上海など残り数大会あるので楽しんでいいテニスをしたい」と前向きに語った。(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」での錦織(左)とメドベージェフ(右)

(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)