11月に行われる全日本インカレ出場を懸けた今大会。2日目を終えて、470級は総合10位、スナイプ級は総合13位と出場条件である8位以内を射程圏内に捉え、最終日のレースへ挑むこととなった。◆9・29〜10・8 第85回関東学生選手権(葉山港…

 11月に行われる全日本インカレ出場を懸けた今大会。2日目を終えて、470級は総合10位、スナイプ級は総合13位と出場条件である8位以内を射程圏内に捉え、最終日のレースへ挑むこととなった。

◆9・29〜10・8 第85回関東学生選手権(葉山港) 

▼470級――10位

▼スナイプ級――13位

 真の実力を出し切れなかった。波のうねりとともに、1、2日目ともに風が安定せず。470級は2レース、スナイプ級は1レースしか消化できていない状況だ。2年ぶりの全日本インカレ出場を目指す470級は、3艇のうち1桁の順位で帰還した艇が未だにおらず、波に乗り切れていない。一方のスナイプ級も、リーダーを務める朝倉史悠(商3=日大習志野)の艇が27位で帰還するなど、練習で強化してきたはずのスタートのミスが大きく響いた。

 それでも最終日で挽回する自信はある。470級リーダーの小倉晴太主将(法3=磯辺)は「冷静にマークだけに集中できた」とスタートは40位ほどで遅れを取るも、20艇以上を追い抜き12位で帰還。初日の12位から大きく順位を上げた。さらに朝倉もノーレースとなったレースでは「8位ほどで走れていた」と両者ともに調子を上げている。

 昨年度はかなわなかった両級での全日本インカレ出場。4年生不在のチームだからこそ、全日本での経験を積み、来年への布石を打ちたい。「僕の艇が前を走るのは前提で、確実に全日本に行ける順位を狙います」(小倉)。1、2日目の反省を生かし8位以内を目指す。

[坂田和徳]

試合後のコメント

小倉

――1レース目を振り返っていかがでしたか。

 「風向きが片方に振れてしまったことによるコースのミスやルールで違反してしまったことが順位を落とした理由です」

――本日のレースでは12位でした。

 「今日は昨日の順位があったので、安定した順位を狙って10番から15番に入れるように心掛けて挑みました」

――齋藤大雅(商2=磯辺)・ 横井駿(理工3=桐蔭学園)組の艇は安定した順位ですが、どのように思われますか。

 「もともと安定した順位を取ってくるということが仕事で、今の2レースでは十分な仕事をしてくれたと思います」

朝倉

――結果が振るわなかった要因とは何でしょうか。

 「今回1年生も乗せているので、なかなかレース慣れしていないところもありますし、それをカバーできない自分の実力もあります」

――スナイプ級では今大会に向け、どのような練習に取り組んできましたか。

 「スタートを重点的にやってきれいに出るというのが秋に向けてしっかりやってきた部分なのでそこがもっとできれば順位は変わったと思います」

――明日が最終日です。意気込みをお願いします。

 「ノ―レースになったレースはそのままいくと8位ぐらいの順位だったのでその力を明日も発揮してその順位で帰れば全日本への可能性もすごく高くなりますし、下の2艇も各自、目標の順位を達成してくれればいけると思うので諦めずに頑張ります」