ヤマ場を越えられなかった。勝敗数で2位に並ぶ立大との直接対決。2戦ともミスから流れをモノにできず惜敗を喫した。Aブロック昇格が懸かる大事な一戦を落とし、順位は3位に。上位2位までが進出できる入替戦への出場は厳しくなった。◆9・1~10・2…

 ヤマ場を越えられなかった。勝敗数で2位に並ぶ立大との直接対決。2戦ともミスから流れをモノにできず惜敗を喫した。Aブロック昇格が懸かる大事な一戦を落とし、順位は3位に。上位2位までが進出できる入替戦への出場は厳しくなった。

9・1~10・28 第68回関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館)

▼10・6 対立大1回戦(神大湘南ひらつかキャンパス体育館)

大61{19―19、11―16、20―19、11―12}66立大◯

▼10・7 対立大2回戦(神大湘南ひらつかキャンパス体育館)

明大73{27―25、14―16、12―15、20―24}80立大◯

1戦目のスターターは、G藤野希生(国際4=埼玉栄)、G坂本真祐(情コミ3=山村学園)、F多久文乃主将(情コミ4=東京成徳)、F清水智央(文2=東京成徳)、C上澤果林(営4=大阪桐蔭)。

2戦目は、G小野尾梨紗(文3=昭和学院)、G藤野、G坂本、F多久、F清水。

ミスで勝利を逃した。1戦目は、第2クォーター(Q)で仕掛けられたゾーンディフェンスに対応できず。先に相手に主導権を握られ、追い掛ける展開となった。何度も何度も点差を離されたが、その度に攻め気のプレーで必死に食らい付いた。しかしリードを奪うことはできず、61―66で落とした。2戦目は、第1Qからシーソーゲームを繰り広げ、前半を41―41と同点で折り返す。試合が動いたのは第3Q。ゾーンディフェンスを仕掛けるも、相手に3Pシュートを3本連続で決められる。そこでマンツーマンディフェンスに切り替え。これが功を奏し猛追を見せる。だが「追い付いたところでイージーミスをしてしまった」(多久)。要所でのパスミスやターンオーバーから流れに乗り切ることができず、73―80で2戦目も僅差で敗れた。

リーグ終了時に上位2チームが、Aブロック昇格を懸けた入替戦に進出する権利を獲得できる。立大とは勝敗数で2位に並んでいたため、この連戦では勝利が欲しかった。ただ、残り2カードあり、最終カードは現在1位の青学大との対戦も控える。昇格への望みがなくなったわけではない。

 次の相手の玉川大は、青学大に1勝を挙げ、7勝3敗と勝敗数で明大と並んでいる。また、今年度の東京都夏季選手権では65―66と1点差で惜敗した。雪辱とAブロック昇格を果たすため、正念場を乗り越える。

[大橋未来]

試合後のコメント

1戦目

藤野

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

「自分たちの流れをつかめそうという時にパスミスとかが続いてしまって、ムードに乗れなくてもったいないことが多かったです。明日は改善できたらと思います」

2戦目

渡辺徹監督

――立大戦を振り返っていかがでしたか。

 「立大も選手がそろっているのは大体分かっていたので、あとは気持ちの戦いだろうと思いました。またシュートが確率的に立大の方が上回ったと思うので、その辺で負けたかなと思います」

多久

――立大戦を振り返っていかがでしたか。

 「2試合とも勝てない試合ではなかったと思います。昨日の試合も自分たちのミスから流れをつかみ切れない部分がありました。自分たちがミスしたところを立大はしっかり決めてきていたし、自分たちは立大がミスしても決め切れない部分が目立っていたと思うので、そこの差かなと思います」

――来週の試合に向けて修正したいところはどこですか。

「ディフェンスや、点差を離された時に一人一人の気持ちが集中し切れていない部分だったり、ミスをしてしまう弱さだったり、そういうところを変えていきたいです。1、2週間で変わることか分からないですけど、気持ちの部分では負けないように練習中からやっていきたいと思います」

――玉川大戦に向けて一言お願いします。

「絶対に落とせない2戦だと思うし、都大会で玉川大に悔しい負け方をしました。もう一度気を引き締めてやっていきたいと思います」