前試合と同じ轍を踏んだ。立ち上がり、専大の留学生・アブフィリップが明大に立ちはだかった。リバウンドとシュートブロックで圧倒され21点のビハインドを負う。そのまま点差は縮まらず、70―86で敗れ11位に転落した。8・25~11・11 第94回…

前試合と同じ轍を踏んだ。立ち上がり、専大の留学生・アブフィリップが明大に立ちはだかった。リバウンドとシュートブロックで圧倒され21点のビハインドを負う。そのまま点差は縮まらず、70―86で敗れ11位に転落した。

8・25~11・11 第94回関東大学1部リーグ戦(駒沢屋内球技場他)

10・6 対専大2回戦(白鴎大体育館)

明大70{6-27、17-22、20-21、27-19}86専大○

  スターターは、PG綱井勇介(文4=大阪学院)、SG小林拓主将(営4=桐光学園)、SF須藤昂矢(営3=桐光学園)、PF森山修斗(政経4=瀬田工)、C今川友哲(営4=大阪桐蔭)。

 開始早々から敗戦ムードが流れた。序盤から専大のリバウンドとブロックショットでペースを奪われ、第1クオーター(Q)だけで21点差をつけられる。試合が進むにつれ調子を取り戻すも第1Qのビハインドを埋めることはできず16点差で大敗。3連敗となりチームに暗雲が立ち込める。

 頼れるのはこの男だ。現在得点ランキング4位にランクインしている今川。明大の切り札・プレスディフェンスでもインサイド、アウトサイドを駆け回り強固なディフェンスの軸を担い攻守でチームを支えている。スタートから大きく点差が開いた今試合でも「今の明大の武器は須藤のシュートと僕のファウルをもらうプレー」と10本のフリースローを含むチームトップの24得点を挙げ専大に一矢報いた。チームは苦しい状況が続くが、最高学年である今川の活躍が明大をけん引する。

 次戦は中大との一戦となる。春のトーナメント、リーグ一周目で敗れた因縁の相手だ。「苦手意識はあるけど、厳しいディフェンスができれば明大の方が強い」(野口龍太郎・政経3=九州学院)。中大は明大が21点差で圧勝した神大に敗れるなど決して勝てない相手ではない。リベンジを果たし弾みをつけたい。

[田北俊介]


試合後のコメント

今川

――立ち上がりの調子が悪かった原因を教えてください。

 「留学生選手相手に体張ってディフェンスしてたんですけど、それがファウルになってしまってペースをつかめなかったです」

 野口

――試合を振りかえっていかがですか。

 「昨日と同じで出だしがよくなかったです。追いつくためにハードにディフェンスをしなきゃいけなくなって、スタミナを使いすぎてしまったのが良くなかったと思います」

 ――シュートの調子が良かったように見えますがいかがですか。

 「調子がいいっていうよりは思い切りよく打てたという感じです。みんなから『打て』と言われていたので、チームのパスがつながっているときにいい感じで打てました」

 ――チームの雰囲気はいかがですか。

 「2年前に8連敗していた時は4年生の気持ちも落ち込んでいました。でも今は反省点とかはありますが、次に切り替えているのでどんどん良くなっていると思います」