*写真は伊藤美誠(スターツSC・左)と平野早矢香

今月1日から5日まで日本卓球株式会社(ニッタク)にて行われた「2018秋展示受注会(新製品発表会)」。この新製品発表会に、リオ五輪団体銅メダルの伊藤美誠と、ロンドン五輪団体銀メダリストの平野早矢香が登場し、ラケットやラバーの試打を行った他、トークショーが行われた。

伊藤は冒頭で最年少で3冠を達成した全日本選手権や全勝の活躍で日本を銀メダル獲得に導いた世界選手権、初優勝を飾ったジャパンオープンを振り返った。



続いて、実演を交えながら、伊藤が愛用するラケット「アコースティックカーボン」とラバー「ファスタークG-1」、「モリストSP」の特徴やこだわりについて語った。伊藤は自身の特徴でもある、変化あるプレーを生み出す*表ソフトラバー「モリストSP」について「自分でも予測できないくらい、回転がかかったりナックルになったりして、いやらしいボールが出ます。そこがこのラバーのすごいところです。他の表ソフトだと、綺麗なボールばかりだったり、ナックルばかりだったりと、偏りがちです。しかし、『モリストSP』は、いろいろな球質を出せるし、出そうとしなくても出てくれるのがすごいですね」とコメントした。



また、選手以外にも豪華なゲストが出演した。ロンドン五輪団体銀メダリストの平野早矢香と、あの「王子サーブ」の生みの親、作馬六郎氏だ。



平野は昨今の日本卓球界、全国各地を巡る講習会で受ける質問の傾向、ラケット・ラバーの選び方など、トークを展開した後、発売中のラケット「ファクティブカーボン」や11/10発売予定の「セプティアーフィール」、平野が愛用中のトップ選手仕様「トルネードキングパワー」でラリーを披露した。



「王子サーブ」の生みの親、作馬六郎氏(写真中央)

作馬氏は自身が監修したラケット「剛力」やラバー「ドナックル」、「スーパードナックル」、そして新たに10/21発売となるラバー「剛力快速」の誕生秘話をはじめ、用具のこだわりなどを語った。

作馬氏は新製品の「剛力快速」について、「*裏ソフトラバーであるが、*表ソフトラバーのように“パンッ”と打てるスマッシュがやりやすいラバー」と紹介した。

作馬氏の教え子で「剛力」を愛用している阿部愛莉(早稲田大学・写真右)と三條裕紀(青山学院大学)も講演に駆けつけ、華麗なプレーを披露し、観客を沸かせた。作馬氏の教え子には木下アビエル神奈川の森薗美月などもいる。

中目黒卓球ラウンジ――。中央に卓球台が置かれたオールドスタイルの店内。古き良き時代の空気が漂い、映画「ピンポン」の“チャイナ”こと孔文革が身につけていた辻堂学院のレプリカユニフォームが飾られている。少しそわそわした様子でこの場所を訪れたのが「プロ卓球...
【#1森薗美月】“初めて打った時、血が騒いだ”。卓球一家「森薗家」に生まれて - 卓球専門WEBメディア「Rallys(ラリーズ)」

【編集部注】
*裏ソフトラバー:強い回転がかかる王道のラバー。表面が平らで摩擦力が大きいため最も回転がかかり、スピードも出る。スピード重視のテンションラバーや回転重視の粘着ラバーなど種類も多い。
*表ソフトラバー:速攻プレーに適したスピード重視のラバー。表面に粒が並び、裏ソフトほどの回転はかからないが、その分相手の回転の影響を受けにくくスマッシュがしやすい。

文:ラリーズ編集部
写真提供:日本卓球株式会社