■「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1~7日/室内ハードコート)男子シングルス準決勝、第3シードの錦織圭(日本/日清食品)が第8シードのリシャール・ガスケ(フランス)に7-6(2)、6-1で勝利。錦織は天敵として知られるガスケを素…

■「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1~7日/室内ハードコート)

男子シングルス準決勝、第3シードの錦織圭(日本/日清食品)が第8シードのリシャール・ガスケ(フランス)に7-6(2)、6-1で勝利。錦織は天敵として知られるガスケを素晴らしいプレーで破り、同大会4年ぶり、3度目の決勝進出を果たした。

錦織は試合後、ガスケとの対戦について「彼とやるときは楽しいですね。自分がチャレンジして、挑戦者の気持ちでいかないと勝てない相手なので。10年前から戦っている相手なので、彼のプレーもなんとなく頭には入っていました。しっかりと戦術を立てて自分の考えを持って試合に入れたかなと思います」と振り返った。

そして「決勝まで来れたことは率直に嬉しいですし、また明日良い試合ができるように頑張ります」と意気込んだ錦織。同大会4年ぶり、自身2年8ヶ月ぶりの優勝を飾ることに期待したい。

一方で、世界31位のデニス・シャポバロフ(カナダ)は予選勝者で世界32位のダニール・メドベージェフ(ロシア)に3-6、3-6で敗れ、決勝進出ならず。勝利したメドベージェフが決勝で錦織と対戦する。

男子ダブルス準決勝では、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の内山靖崇(日本/北日本物産)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)が第3シードのレイブン・クラーセン(南アフリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)に6-4、6(2)-7、16-18で敗れた。内山は前年の同大会では、マクラクラン勉(日本)とのペアで見事優勝を果たしていたが、今大会は残念ながら準決勝で敗退となった。

■「チャイナ・オープン」(中国・北京/9月29日~10月7日/ハードコート)

女子シングルス準決勝、第8シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界20位のアナスタシア・セバストワ(ラトビア)に4-6、4-6とストレートで敗れた。第1セットを落とした大坂、第2セット第7ゲーム終了後にはトレーナーを呼んでメディカルタイムアウトを取り、腰の辺りのマッサージを受ける場面が見られた。

この試合大坂は、準々決勝のように落ち込むような様子は見られなかったが、サービスエースが3本だけと得意のサーブが決まらず。さらにアンフォーストエラーが42本と多かった。決勝進出とはならなかったが、マッサージを受けた腰の早い回復を願うとともに、次に出場する大会ではまた元気な姿を見せてくれることに期待したい。

第2シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)はワイルドカードで出場し世界28位のワン・チャン(中国)に6-1、6-3で勝利し、決勝進出を決めた。

■「ATP500 北京」(中国・北京/10月1~7日/ハードコート)

男子シングルス準決勝、第1シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は第4シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦する予定だったが、対戦前にフォニーニが足首の怪我により棄権。デル ポトロが不戦勝で決勝進出を決めた。

第5シードのカイル・エドマンド(イギリス)は世界34位のニコラス・バシラシビリ(ジョージア)に6(6)-7、4-6とストレートで敗れた。◇   ◇   ◇

【10月6日 主な試合結果】

◆「楽天ジャパンオープン」

男子シングルス準決勝

〇[3]錦織圭(日本/日清食品)7-6(2)、6-1 ●[8]リシャール・ガスケ(フランス)

〇[Q]ダニール・メドベージェフ(ロシア)6-3、6-3 ●デニス・シャポバロフ(カナダ)

男子ダブルス準決勝

〇[3]レイブン・クラーセン(南アフリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)4-6、7-6(2)、18-16 ●[WC]ジョー・ソールズベリー(イギリス)/内山靖崇(日本/北日本物産)

◆「チャイナ・オープン」

女子シングルス準決勝

〇アナスタシア・セバストワ(ラトビア)6-4、6-4 ●[8]大坂なおみ(日本/日清食品)

〇[2]カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)6-1、6-3 ●[WC]ワン・チャン(中国)

女子ダブルス準決勝

〇[2]アンドレア・フラバチコバ(チェコ)/バーボラ・ストリコバ(チェコ)6-0、7-5 ●[4]エリース・メルテンス(ベルギー)/デミ・シヒュース(オランダ)

◆「ATP500 北京」

男子シングルス準決勝

〇[1]フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)W/O ●[4]ファビオ・フォニーニ(イタリア)

〇ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)7-6(6)、6-4 ●[5]カイル・エドマンド(イギリス)

男子ダブルス準決勝

〇[1]オリバー・マラック(オーストリア)/マテ・パビッチ(クロアチア)7-6(6)、6-2 ●[4]イバン・ドディグ(クロアチア)/ニコラ・メクティッチ(クロアチア)(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」準決勝での錦織