出だしからつまずいた。序盤から内外で点を重ねる筑波大に流れを奪われた明大。攻守で圧倒される時間が続き点差を大きく離され…

 出だしからつまずいた。序盤から内外で点を重ねる筑波大に流れを奪われた明大。攻守で圧倒される時間が続き点差を大きく離される。第4クオーター(Q)は果敢に攻め込み点差を縮めるも、逆転とはならず77-86で敗北。3勝10敗となり、勝率で最下位チームと並んだ。

8・25~11・11 第94回関東大学1部リーグ戦(駒沢屋内球技場他)

10・6 対筑波大2回戦(白鴎大体育館)

明大77{10-23、17-27、17-27、33-14}86筑波大○

  スターターは、PG綱井勇介(文4=大阪学院)、SG小林拓主将(営4=桐光学園)、SF須藤昂矢(営3=桐光学園)、PF森山修斗(政経4=瀬田工)、C今川友哲(営4=大阪桐蔭)。

  

 1カ月前にリーグ戦初白星を挙げた筑波大との一戦。1周目では辛勝した相手に「あってはいけないことだった」(今川)と大黒柱・今川が開始3分でファウル二つを重ねベンチに下がり、流れを作れない。そんな中、リーグ得点ランキング2位の増田啓介(筑波大)に第1Qだけで内外から10点を奪われるなど一気に突き放される。その後も反撃の糸口をつかめないまま点差を広げられ、28点のビハインドを負って迎えた第4Q。逆転を狙うオールコートマンツーマンディフェンス(※1)で筑波大の勢いを封じ、須藤のシュートでぐんぐん差を縮める。しかし、相手の3Pシュートに反撃を阻まれ試合終了。一度もリードを奪えず77―86で敗北した。最下位の神大と勝率で並び、崖っぷちの状況だ。

勢いを持続できるか。第4Qは猛追し、一挙33得点とすさまじい反撃を見せた。「20点差で終わらなかったことは、明日につながる」(今川)。次戦の相手は専大。前回は負けたものの、第4Qで同点に追い付く接戦を演じた相手だ。「スタートからしっかり圧力かける」(須藤)。まずは立ち上がりを制したい。

 [田北俊介]

(※1)通常のハーフラインからのディフェンスとは違い、オールコートでプレッシャーを掛けるディフェンス。相手のミスを誘えるがスタミナを多く消費する

 

試合後のコメント

 今川

 ――敗因を教えてください

  「僕のファウルが重なってしまったことが原因だと思います。コートに長くいないといけないと思っているので、反省です」

 ――チームの雰囲気はいかがですか。

  「良くはないですけど、明日もう一回気分を上げようという話はしています」

山口裕朗(営4=足立学園) 

 ――前回の筑波大戦との違いは何ですか。

  「前回と比べて相手の3Pシュートの確率が上がってきていて、そこで崩されてしまったのが違いだと思います」 

 ――専大との戦い方を教えてください。

  「キーマンにプレッシャーをかけて仕事をさせないようしたいです。オフェンスでは今日の4Qみたいに思い切ってシュートを打っていけるようにしたいです」

 須藤

 ――4Qの追い上げは明日につながりますか。

  「あのまま点差を広げられずに点差を詰められて良かったと思うので、明日の立ち上がりにつながると思います」