「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1~7日/室内ハードコート)の大会6日目、男子シングルス準決勝で、第8シードのリシャール・ガスケ(フランス)を7-6(2)、6-1のストレートで破り決勝進出を果たした第3シードの錦織圭(日本/日清…

「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1~7日/室内ハードコート)の大会6日目、男子シングルス準決勝で、第8シードのリシャール・ガスケ(フランス)を7-6(2)、6-1のストレートで破り決勝進出を果たした第3シードの錦織圭(日本/日清食品)がオンコートインタビューに答えた。

1セット目を振り返って錦織は「1セット目はなるべく我慢でしたね。彼のサービスゲームが結構良かったので、簡単にはブレークできないだろうと思っていました。なるべく自分のサービスゲームに集中していました。タイブレークになることも途中からは想定していました。タイブレークではどのポイントもすごく集中して、特にバックがすごく良かったので、そこから良い流れを作れたのかなと思います」と答えた。

続く2セット目は非常に好調だったが、と問われると「最初の数ゲーム、ブレークしてキープできたのが大きかったと思います」と語った。

また、対戦相手のガスケについて聞かれると「彼とやるときは楽しいですね。自分がチャレンジして、挑戦者の気持ちでいかないと勝てない相手なので。10年前から戦っている相手なので、彼のプレーもなんとなく頭には入っていました。しっかりと戦術を立てて自分の考えを持って試合に入れたかなと思います」と振り返った。

そして明日の決勝については「決勝まで来れたことは率直に嬉しいですし、また明日良い試合ができるように頑張ります」と語った。

また、この後に行われる男子ダブルスの準決勝に出場する内山靖崇(日本/北日本物産)にエールを、と言われると、前日に決勝進出をすでに決めているマクラクラン勉(日本)のことも合わせて「楽しみですね。僕も決勝に行けたので(決勝で)日本人同士のダブルスを見たいです。うっちーと勉とで決勝を戦ってくれると、僕も先輩として嬉しいです」とはにかみながら答えた。

決勝の相手は世界ランキング32位のダニール・メドベージェフ(ロシア)となっている。メドベージェフとは今年の4月に行われた「ATP1000 モンテカルロ」2回戦で初対戦し、錦織がストレートで勝利をあげている。しかし、ハードコートでの対戦は初となる上、メドベージェフは予選勝者ながら第4シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、第6シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)とシード勢を破っての勝ち上がりと、勢いのある選手。同大会4年ぶり、自身2年8ヶ月ぶりとなるツアー優勝のかかる決勝は、明日の15時30分以降に開始予定。(テニスデイリー編集部)※写真は「楽天ジャパンオープン」準決勝での錦織