「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1~7日/室内ハードコート)の大会5日目、男子シングルス準々決勝で、第3シードの錦織圭(日本/日清食品)が第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦。第1セットは6-3で錦織が先取した。…

「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1~7日/室内ハードコート)の大会5日目、男子シングルス準々決勝で、第3シードの錦織圭(日本/日清食品)が第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦。第1セットは6-3で錦織が先取した。

両者は今回が初めての対戦となる。チチパスはこれまで獲得タイトルは無いものの、世界ランキング15位と上位につけている20歳の若き選手。錦織は試合前のインタビューでチチパスについて「彼はすごくしっかりしている隙の無い選手」と語っていたが、同大会4年ぶり3度目の優勝に向けてチチパスを撃破し、さらに弾みをつけることができるのか、期待がかかる。

第1セットはチチパスのサービスゲームから始まった。序盤からお互いにサービスゲームをキープする展開が続く。

第5ゲームで焦りからかミスの重なるチチパスに対し、錦織が0-40と3本のブレークポイントを握った。3連続でしのがれてデュースに持ち込まれたが、ここでチチパスが2連続のダブルフォルトをし、錦織が1ブレークアップとした。

しかし、続く第6ゲームで15-40と2本のブレークポイントを握られた錦織は、フォアハンドのミスによってブレークバックを許してしまい、ゲームカウント3-3へ。

再びリードを作りたい錦織は、第7ゲームでデュースまで追い上げると、3度のデュースの末にブレークに成功し、再び1ブレークアップとリードを作る。そして続く第8ゲームをキープしてゲームカウント5-3とした。

さらに勢いに乗る錦織は第9ゲームで0-40と3本のセットポイントを握る。1本はしのがれたが、続くプレーで錦織のロブショットをチチパスがハイボレーで返すが大きくサイドアウトとなり、錦織が6-3で第1セットを先取した。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」準々決勝で対戦中の錦織