【10/3試合結果】錦織がベスト8進出、西岡は初戦敗退。ダブルスではマクラクラン勉／ストルフが初戦突破。

■「楽天ジャパンオープン」（日本・東京／10月1～7日／室内ハードコート）男子シングルス2回戦、第3シードで世界12位の錦織圭（日本／日清食品）が世界63位のブノワ・ペール（フランス）に6-3、7-5で勝利し、同大会3年ぶりのベスト8入りを…

■「楽天ジャパンオープン」（日本・東京／10月1～7日／室内ハードコート）

男子シングルス2回戦、第3シードで世界12位の錦織圭（日本／日清食品）が世界63位のブノワ・ペール（フランス）に6-3、7-5で勝利し、同大会3年ぶりのベスト8入りを果たした。難敵ペールに粘り勝ちした錦織は試合後「なるべく彼の好きなプレーをさせないように。バックは強烈なものを持っているので、なるべくボールを散らしてプレーするように意識していました」と話した。

その後の記者会見ではシーズン最終戦である「Nitto ATPファイナルズ」について「行けたらいいなっていう感じですね。まだまだ遠いですし、優勝しないとなかなか入れないので」と現状を冷静に語った。また、今大会について「ポジティブな気持ちで今週ずっといられれば、いいテニスは自然と出てくると思うので、思い切ってどの試合もやっていきたいと思います」と意気込んだ錦織。さらなる勝ち上がりに期待したい。

予選勝者で世界273位の綿貫陽介（日本／日清食品）は第6シードで世界20位のミロシュ・ラオニッチ（カナダ）に3-6、6(2)-7で敗れ、2回戦敗退。試合後、メインコートで多くの観客の前でプレーした事について聞かれると「ちょっと悲しかったし申し訳なかったですね。ボコボコにされてたんで。すごく応援していただいてたんで、勝ちたかったです」と悔しさを口にした。

男子シングルス1回戦では、今大会ワイルドカードで出場し世界95位の西岡良仁（日本／ミキハウス）が世界27位のニック・キリオス（オーストラリア）に5-7、6(3)-7で敗れた。前週の「ATP250 深セン」で見事自身初のツアー優勝を果たした西岡だが、残念ながら初戦敗退。

試合後の記者会見で西岡は「僕は一回こういう状況が続いて怪我をしてるので。正直、一番は怪我をしたくないっていうのがあって。やはり疲労はかなり溜まってる状況です」と現状を話し、今後について「年内はオーストラリア、神戸のチャレンジャー、スポンサー大会。今のところその3つの大会で1年を終わりにする予定です」「ここからはちょっと休憩と、全豪の2週間に向けてのトレーニングですね」と語った。

男子ダブルス1回戦では、第4シードのマクラクラン勉（日本）／ヤンレナード・ストルフ（ドイツ）がフリオ・ペラルタ（チリ）／ホレイショ・ゼバロス（アルゼンチン）に7-6(4)、7-5で勝利し、準々決勝進出を決めた。

■「ATP500 北京」（中国・北京／10月1～7日／ハードコート）

男子シングルス2回戦、第1シードで世界4位のフアンマルティン・デルポトロ（アルゼンチン）が世界24位のカレン・ハチャノフ（ロシア）に6-4、7-6(4)で勝利。一方、第3シードで世界8位のグリゴール・ディミトロフ（ブルガリア）は予選勝者で世界55位のドゥサン・ラヨビッチ（セルビア）に4-6、6-2、4-6で敗れベスト8入りならず。

■「チャイナ・オープン」（中国・北京／9月29日～10月7日／ハードコート）

女子シングルス2回戦、第2シードで世界2位のカロライン・ウォズニアッキ（デンマーク）が世界36位のペトラ・マルティッチ（クロアチア）に7-5、6-3で勝利し、順当に3回戦進出を決めた。◇　　　◇　　　◇

【10月3日主な試合結果】

◆「楽天ジャパンオープン」

男子シングルス2回戦

〇[3]錦織圭（日本／日清食品）6-3、7-5 ●ブノワ・ペール（フランス）

〇[6]ミロシュ・ラオニッチ（カナダ）6-3、7-6(2) ●[Q]綿貫陽介（日本／日清食品）

〇デニス・シャポバロフ（カナダ）4-6、6-1、6-4 ●スタン・ワウリンカ（スイス）

男子シングルス1回戦

〇ニック・キリオス（オーストラリア）7-5、7-6(3) ●[WC]西岡良仁（日本／ミキハウス）

〇[2]ケビン・アンダーソン（南アフリカ）4-6、7-6(1)、6-2 ●マシュー・エブデン（オーストラリア）

男子ダブルス1回戦