グランドスラム20回の優勝を誇るロジャー・フェデラー(スイス)が来日し、2日に自身がグローバルアンバサダーを務めるユニクロの東京・有明のオフィスで会見を行った。フェデラーは今年「ウィンブルドン」のセンターコートでのオープニングマッチで、ユニ…

グランドスラム20回の優勝を誇るロジャー・フェデラー(スイス)が来日し、2日に自身がグローバルアンバサダーを務めるユニクロの東京・有明のオフィスで会見を行った。

フェデラーは今年「ウィンブルドン」のセンターコートでのオープニングマッチで、ユニクロのウェアを着用して登場。試合前の練習でも着用しておらず、グローバルアンバサダー就任の公式発表が試合開始予定時刻だったことから、世界を驚かせるお披露目だった。

会見ではフェデラーとユニクロで社会貢献活動を強化することなどが説明され、若者たちの夢の実現を応援する一環として2019年に日本でエキシビションマッチを開催する予定であることが明かされた。日本でプレーしたのは2006年のみということもありフェデラー自身も「ワクワクしている」と話した。具体的な開催日時や場所についてはまだ未定とのこと。また滞在中には「京都に行ってみたい」という。

そして話題は大坂なおみ(日本/日清食品)や同じくグローバルブランドアンバサダーを務める錦織圭(日本/日清食品)にも及んだ。大坂については「ナオミのように若い歳だと毎日毎日、試合ごとに本当に伸びる」「『全米オープン』という大きな舞台で引けを取らなかったのは勝者のメンタリティを吸収できた結果だと思う」と称賛。

彼女の強みはという質問には「ファーストサーブが強いと思う。そしてフォアハンドも非常にパワフル。フットワークもすごい。そしてマインドもブレない。上手くいかないときでも第2、第3の矢を射てると思う」と語った。

錦織については、錦織が16歳のときにマイアミで一緒に練習し、周りから将来彼に負けるんじゃないかと言われた話しを明かし「怪我をした後もカムバックできてさらに一皮むけて強くなった。ケイは良い子なので、もっともっと活躍してほしい」とコメントした。(テニスデイリー編集部)

※写真は会見でのフェデラー