「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1~7日/室内ハードコート)の大会初日、男子シングルス1回戦で、第3シードの錦織圭(日本/日清食品)が杉田祐一(日本/三菱電機)を6-4、6-1のストレートで破った。その錦織が試合後のオンコートイ…

「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1~7日/室内ハードコート)の大会初日、男子シングルス1回戦で、第3シードの錦織圭(日本/日清食品)が杉田祐一(日本/三菱電機)を6-4、6-1のストレートで破った。その錦織が試合後のオンコートインタビューに答えた。

試合を振り返って錦織は「まずはほっとしています。1セット目は正直めちゃくちゃ硬かったです。仲の良い選手とやるのもそうだし、日本のこの場でプレーするのが2年ぶりなので緊張もあり、出だしは硬かったですが、2セット目はすごく良いテニスが出来てきたと思います」と語った。

また、日本人同士の対決となった初戦については「日本人の選手と対戦することが少なかったので、なるべくやらないように願っていました。お互い良い試合ができたかなと思います。最初はなかなか楽しめませんでしたが、徐々に良いテニスが出来てきて、良い終わり方ができたかなと思います」とコメントした。

バックハンドのダウン・ザ・ラインが攻撃の起点になったのでは、という質問には「2セット目からは段々とバックが良くなってきました。最初の方はミスが出ていましたが、しっかり修正できたと思います。まだまだ修正すべき点はまだありますが、明日しっかり調整して、次の2回戦も頑張ります」と答えた。

最後に今大会について「なるべく後半までいれるように、徐々にテニスのレベルも上げていきたいです。しっかり調整して、優勝目指して頑張ります」と抱負を語った。

錦織はこの試合、6本のブレークポイントのうち5本を決めて勝利をもぎ取った。一方の杉田は7本と錦織よりも1本多くチャンスを握っていたが、決めたのは1本のみで、勝負強さの差が垣間見えたものとなった。

勝利した錦織は、2回戦でブノワ・ペール(フランス)と対戦する。ペールはニコラス・ジャリー(チリ)を破っての勝ち上がり。両者は過去に6回対戦しており、錦織の4勝2敗。直近の対戦は今年の「全仏オープン」2回戦で、そのときはフルセットの末に錦織が勝利している。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」1回戦での錦織