錦織圭(日本/日清食品)が2年ぶりに日本で唯一のATPワールドツアーの大会に帰ってくる。「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1日~10月7日/室内ハードコート)の本戦がいよいよ今日10月1日から開幕する。錦織はこれまで日本のファンの…

錦織圭(日本/日清食品)が2年ぶりに日本で唯一のATPワールドツアーの大会に帰ってくる。「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月1日~10月7日/室内ハードコート)の本戦がいよいよ今日10月1日から開幕する。

錦織はこれまで日本のファンの声援を受けてこの大会で活躍してきた。錦織のこれまでの同大会での戦績を振り返る。

■過去2回優勝

錦織はこれまで2012年と2014年にこの大会で優勝を飾っている。2012年、錦織は当時世界ランキング17位で、準々決勝では当時6位のトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を、決勝では当時15位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を破って優勝を果たした。2014年は当時7位で、この時も決勝で当時8位のラオニッチを破って優勝トロフィーを掲げた。

錦織はこれまで通算11個のタイトルのうち、2個をこの東京で獲得しており、ホームの利もあって相性が良いといえる大会だろう。

■9回中6回初戦突破

錦織は2007年に今の「楽天ジャパンオープン」の前身となる大会に初出場。これまでに9回出場し、実に6回初戦を突破してきた。2012年以降に出場した際は、全てで初戦を突破している。

また優勝とはならなかった年も、2016年は試合中の怪我で2回戦途中棄権となったが、2013年はベスト8、2015年はベスト4と、万全な体調であれば声援を糧に好成績を残している。

今年は右手首の怪我からの復帰シーズンではあるものの、「ATP1000 モンテカルロ」で準優勝、そして「全米オープン」ではベスト4の成績を残した錦織。シーズン最終戦である「Nitto ATPファイナルズ」への出場権を争うレベルにまでに復活している。ホームである東京で同大会4年ぶりの優勝を果たし、最終戦への出場へまた一歩近づくことができるか注目される。

錦織は1回戦で杉田祐一(日本/三菱電機)との日本人対決に臨む。試合開始は1日の16時予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は2014年「楽天ジャパンオープン」で優勝したときの錦織圭

(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)