TEAM1P2P3P4P計秀明英光高413210早大144211▽得点者 樋爪4、田中3、中安2、眞板2TEAM1P2P3P4P計新潟産大22127早大11125▽得点者 吉村2、田中2、土橋  日本学生選手権(インカレ)から約1週間。ワセ…

TEAM1P2P3P4P
秀明英光高10
早大11
▽得点者
樋爪4、田中3、中安2、眞板2
TEAM1P2P3P4P
新潟産大
早大
▽得点者
吉村2、田中2、土橋
 

 日本学生選手権(インカレ)から約1週間。ワセダはこの日、日本最高峰の舞台・日本選手権の出場権をかけた戦いに挑んだ。第1試合は秀明英光高。高校生でも侮(あなど)れる相手ではなく接戦となったが、1点ずつ丁寧に積み重ねて勝ち星をつけた。第2試合の新潟産大は、序盤から攻撃の隙を与えてしまい、後半反撃に出たものの勝利を逃した。

 土橋玄(教2=埼玉・秀明英光)や田中要(スポ2=埼玉・秀明英光)の出身校でもある秀明英光高。相手との戦い方を知ってはいたが、ワセダは先制点を許してしまう。その後も失点を続け第1ピリオドでは4失点。幸先の悪いスタートとなったが、迎えた第2ピリオド、ワセダもペースを掴むと徐々に点を重ねていく。「攻撃のスピードを変えた」という土橋。攻め方をセットオフェンスからアーリーオフェンスに変更すると、相手の布陣が崩れ始める。味方が外したシュートをうまく拾って押し込んだり、フリーで正面からシュートを決めたりなど、多彩なシュート力を見せた。接戦の末、11-10で勝利を飾る。


攻撃の起点として働き続けた吉村崇主将(スポ4=大分商)

 第2試合で対決したのは新潟産大。日本選手権の出場まであと1勝。ここでうまく決めたいところである。しかし、ここでも先制点を決められるとリードを許してしまう。ワセダはなかなか攻め込めない状況が続く。パスのタイミングが合わず、フィニッシュまでもっていくことができない。ただ、数人のディフェンスに囲まれ、水中に押し込まれながらもパスを出し続けた吉村主将には圧巻だった。キャプテンとしての意地を見せつけられたように思う。5-7と惜しくも試合に敗れたのものの、得たものも多かった。


迫力のあるシュートを見せた中安正己(スポ4=静岡・磐田南)

 ワセダは明日、日本選手権の出場権獲得に向けて敗者復活戦に進むこととなる。今後を勝ち進むためには、1人1人の技術の他にチームの連携がカギとなるだろう。関東学生リーグ戦、早慶戦、インカレと成長してきたワセダ。次はどんな戦いをみせるのか。

(記事 佐鳥萌美、写真 千葉洋介、池田春花)

コメント

  

田中要(スポ2=埼玉・秀明英光)

――どのような思いで試合に臨まれましたか

今回勝てば、選手権本戦への出場が獲得できるので、もう絶対勝とうという気持ちで臨みました。

――第一試合、立ち上がりに先制されてしまった要因はありますか

ファールをした後にパスコースに入ってパスを防がないといけなかったんですけど、それがうまくできてなくて先制されてしまいました。

――接戦の中で色々なシュートが出されましたが、攻撃がかみ合いだした要因などはなにかありますか

攻防の中で相手の布陣が崩れ始めたので、それで点が入るようになったと思います。1対1じゃなくて他のディフェンスが来て、1対1ができなくて2人目にボールを取られちゃったりしてました。

――相手の布陣が崩れた原因などはなにかありますか

相手の布陣が整う前に攻めちゃうっていう戦法を使いました。

――第一試合に比べて難しい試合でしたが、振り返っていかがですか

インカレも含めてこういう場面で勝ち切れてなくて、詰めの甘さが出てるからだと思うので、そこを意識したいです。

――今回の試合で出た課題はありますか

オフェンスが全然点取れていないので、相手のディフェンスの布陣を崩して攻めれるようにしたいです。

――明日に向けて対策したいところは

セットオフェンスで攻めたら、次のチームもまた同じように攻めてくると思うので、最初からアーリーオフェンスを意識していきたいです。

土橋玄(教2=埼玉・秀明英光)

――きょうの第1試合を振り返っていかがですか

相手が高校生で、自分の母校だったので、何してくるかというのはわかっていました。自分たちがされて嫌なことをすれば勝てると思っていたし、相手が速いカウンターとかを使ってきたので、早めにカウンターのケアをしてカウンターが出されてもどっちに当たるのかという判断を早くするということを意識してやりました。

――第1試合の守備面で課題は何か見つかりましたか

5メートルシュートで失点する場面が多かったので、高いところの人が帰ってくるとか、ディフェンスの意識というのはインカレからだいぶ芽生えてきてはいます。良くはなってきているのであしたそれを出せるように頑張ります。

――第2ピリオドで挽回しましたが第1ピリオドからの変化はどういった点ですか

第1ピリオドまでは6人全員で攻めて、という感じだったんですけど、第2ピリオドからはできるだけ速く攻めるということで、前に行った3人が攻めるというところを変えましたね。攻撃のスピードを変えていきました。

――第2試合ではオフェンスに押される場面が見られましたがやりづらさはありましたか

相手のフローターの力が強かったので、最初はちょっと戸惑っていたんですけど、途中からかわしながらやるということに変えていったので、わりと守れたかなと思います。

――ディフェンスの方はいかがでしたか

5メートルシュートだったりカウンターもそうなんですけど、ディフェンスの意識っていうのはみんなあって、フリースローやらせた後とかパスコースに入ったりしてできるだけ相手に自由に攻めさせないようにしてたので、良かったかなと思います。失点もそれなりに少なかったのでディフェンスは良かったかなと思います。

――あしたに向けて意気込みをお願いします

あした1試合目で負けてしまったら終わりなので、2回勝たないといけないので、最後だと思って全力で臨みたいと思います。